エターナルアルカディア 第3章「離れしふたつの力」後編
今年最後の更新になります。今年はあまり更新できませんでしたが、来年はもうちょい頑張りたいです。では良いお年を。
第3章前編はこちら


船を手に入れたアイカ達は早速出航。地図にはドクロが見つめる先に宝島があると書いてあったが、バルア大陸北東の岬の先で、それらしき「ドクロ岩」を発見した。そして、そのドクロが見つめる先で宝島を見つけ出す。しかし、門が開かずに、門の前で途方に暮れる。そこには「別れし二つの力を一つにし道を開くべし」と書かれているが……

俺達の方もナスラードを出航した。こちらも宝島を見つけて上陸し、別の門の前に辿り着く。門の前に立つと振動が起こり二つの門が開いた。偶然にも、門を開く謎を解いてしまったのである。

その後も二組の偶然の協力により、遺跡のトラップを次々と突破。そして、ダカットの秘宝が眠る大広間で、俺はアイカ達と再会を果たす。

再会した感動の余韻に浸るまもなく、地響きと共にシニストラ&デクストラが出現したが、これを苦闘の末に打ち破る。

いよいよダカットのお宝と御対面となったが、宝箱に入っていたのは、一枚の紙切れと金貨一枚だけであった。紙切れにはこう書かれていた。
「宝をもとめし勇者よ失望することなかれ。なんじはすでに宝を得たり。仲間の信頼と強力。これこそが、宝なり。ダカット」
見事に釣られました。

ナスラードへ戻ると、丁度そこにアルマダの艦隊が急襲してきた。ナスラードからの脱出をはかるものの、船はすでに炎上していた。そこへ艦隊を率いていたラミレスが現れる。どうやらラミレスとファイナは昔なじみのようだ。俺は剣を抜こうとしたが、それをファイナが制する。今の俺では奴には勝てないと。俺は剣を捨て、降伏する。

俺達はバルアに連行され、ガルガンチュアの要塞に閉じ込められてしまう。アイカとファイナとも再びはぐれてしまった。一方、アイカは、自称アルマダ一の大艦巨砲男ビゴロに迫られて貞操の危機。

俺達は牢から脱出した。アイカの悲鳴が聞こえたので、そこへ向かうと、アイカはビゴロに襲われていた。真の男の強さは抱いた女の数で決まると豪語するビゴロを倒し、無事アイカの貞操は守られた。意外と大したことなかったが、アイカを襲うために鎧を脱いでいたのが敗因だと言い訳するビゴロに、アイカが「真に強い男は言い訳しない」とやり返してやった。

俺達の脱獄に呼応してギルダーの部下達とクローネが要塞を強襲。更にはギルダーがガルガンチュアの砲弾を爆発させる。その混乱に乗じて守りが手薄になっていた司令室からファイナを奪還した。

軍港でブラキロフスを撃退し、バルアの船を拝借して脱出を図ろうとしたが、そこで警報が鳴り響いた。

「みんなエレベーターに乗ってくれ!」
そこに何者かの声がした。今は迷っている暇はない、乗るしかない。待っていたのは、バルアの皇太子エンリックでした。彼は、俺達をバルアの最新鋭艦デルフィナスに案内した。そして、この船で一緒に外に出たいなどと言い出した。エンリックは、力で他国を侵略するバルアのやり方に反対しており、俺達と一緒にその過ちを正したいのだそうだ。
「あぁ、もちろんさ!」
こちらとしても願ったり叶ったりだ。断る理由はなかった。

デルフィナスに搭載された最新式の月煌砲で壁をぶち破り。俺達はガルガンチュア要塞からの脱出に成功した。

デルフィナスの船長を誰にするか決めることになったが、満場一致で俺が任命された。
「ああ、まかせとけ!」

艦内を探索していたら、以前バルアの街で出会ったマルコが隠れていた。バルアから旅に出たくて忍び込んでいたという。今更バルアにも戻れないし、水夫としてクルーの一員にしてあげた。

ギルダーはクラウディア号へ戻ることになり、俺達と別れることになった。その別れ際、ギルダーは俺に船長としての心得を伝授してくれたのでした。1つはクルーを集めること。2つ目は自分の本拠地を構えること。最後にどんな時もあきらめないこと。



ギルダーに言われた通りにまずはクルーを集める。まずは船乗り島へ。ギルドの側で佇んでいた航海士のロレンス、酒場にいたコックのポリー、武器屋にいたゲストのピンタを仲間に加えた。


ナスラードでは、港の西の高台にある砲台にいた砲手のカシムと、崩壊した商店で肩を落としていた交易商人のオスマンがクルーになった。

ある程度のクルーが集まったところで、以前俺が漂着した無人島の三日月島に本拠地を構えることにした。島では、ギルダーが手配してくれていた機関士のブラバムと、大工のイズレールが待っていた。俺は二人に10万リッチを渡して、デルフィナスのパワーアップと、街作りをお願いした。空賊旗はファイナのデザインしたイルカの旗に決めた。

その夜、ファイナがバルアにいたラミレスについて語り出した。ラミレスは、ファイナと同じ銀の文明の民であった。以前はあんな冷徹な人間ではなかったらしい。だが、数年前に月晶を探しに一人で旅立ち、それ以来音信が途絶えてしまい、何故あれほど変わってしまったのかは分からないそうだ。俺は、辛そうにうつむくファイナを、力強くはげます。

次なる目的地は、東の空の果てにあるという青い月の大地ヤフトマーに決まった。まずは、ナスル大陸の南端に位置する喜望峰エスペランザに入港した。寂れた酒場でドンという男にサルガッソーを越える方法を聞いてみると、その場にいた全員の顔色が変わった。エスペランザは、かつては東方進出の最前線基地であったが、魔の空域サルガッソーの壁は厚く、バルアですら手を引いてしまい、今や残されたものは希望を捨てて生きているのであった。

そこへアルマダの艦隊がエスペランザに押し寄せてきた。グレゴリオ提督率いる第二艦隊だ。グレゴリオは、エンリックを連れ戻しに来たようだが、降伏勧告をエンリックは突き返した。

エンリックとグレゴリオは、互いを「じい」「若」と呼び合う気心の知れた仲であったが、運命はこの二人に戦いを強いることとなる。そして、デルフィナスはたった一隻でグレゴリオの艦隊を突破し、いよいよ魔の空域サルガッソーに挑むこととなるのだった。
(つづく)
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