サクラ大戦2 ヘタレ隊長日誌 第七~八話

サクラ大戦2 ヘタレ隊長日誌 第七~八話


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戦国大戦の話はこちらに移行しました。興味ある方は遊びに来てください。

第七話「季節はずれの七夕」
サクラ大戦

今日は花組のみんなで浅草寺の秋祭りに来ている。アイリスと一緒に屋台をのぞいてみるが、人ごみでロクに見ることができませんでした。

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アイリスと別れてひとやすみすると、織姫くんが現れた。暇そうなので一緒にブラついてみたら、似顔絵描きの屋台があった。しかし、その似顔絵描きの顔を見た途端、織姫くんの顔色が変わり、怒り出して走り去ってしまった。

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帝劇に戻った俺は、織姫くんの様子が心配だったが、まずは更衣室へ。体が勝手に風呂場の中に……。中にいたのはアイリスだった。さすがに開発も自粛したのか、他のメンバーよりも湯気が濃くて全く見えないので、うっかり声をかけてしまう。そして、念力で飛ばされてしまいました。階段前で紅蘭に会って、中庭で焚き火をするからと誘われたが
「忙しいからなあ……」
と断った。

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プールにはレニがいた。潜水の訓練に誘われたので
「よーし、やってみるか!」
と挑戦したが散々な結果に。

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織姫くんの部屋を訪ねてみるが、俺には関係ない話だと言って、とりつくしまもない。そこへつぼみちゃんから、不審な人物が劇場の前にいるという話を聞いたので行ってみることに。さっきの似顔絵描きの男性でした。緒方と名乗るその男性は、何と織姫くんの父親でした。そして、俺に織姫くんの生い立ちについて話してくれた。彼は織姫くんの母カリーノと恋に落ち、その間に織姫くんが産まれた。しかし、イタリアの名門貴族であるカリーノの家から反対され、二人の幸せを考えて身を引いたそうだ。しかし、たとえ会えなくても、いつも織姫くんの幸せを願っていたのだと。

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「ウソです!!」
話を立ち聞きしていた織姫くんが叫んだ。そして、緒方さんの言っていることが全部デタラメだと全否定し、絶対に許さないとまくしたてた。緒方さんは、自分には父親を名乗る資格はないと言い、俺に織姫くんの事を託して去って行きました。

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夜の見回りの時間に。更衣室へ行こうとしたら、さくらくんと紅蘭に呼び止められた。織姫くんの様子を気にしていて、どうにかできないかと相談されたが、何も思いつかなかった。今度はすみれくんが舞台の方へ向かうのを見かけたので舞台袖へ行ってみた。すみれくんは舞台で踊りの練習をしていた。人に努力しているところを見られるのが嫌いな彼女は、俺に気付いて、虫を追い払っていただけだと言い訳していたので
「虫?どこどこ?」
といじわるを言ってやった。一緒に稽古の練習に付き合わされ、スポットライト係をやらされたが散々な結果に……

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ようやく目的の更衣室へ。稽古上がりのすみれくんが風呂に入っているようだ。体が勝手に風呂場の中に……。やはり見つかってしまい言い訳する。当然怒られた。その後、織姫くんの部屋へ行って説得を試みた。ドアをしつこくノックすると、俺には関係ないと突っぱねられたが
「いや、関係ある!」
と、俺も一歩も引かない。
「頼む、織姫くん!」
とお願いしたものの、やはりとりつくしまもなく、あきらめて立ち去ることにした。そして、緒方さんを無理矢理にでも織姫くんに会わせる決意をするのでした。

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翌日、俺は強引に織姫くんを連れ出して、緒方さんのいる浅草寺へと向かった。緒方さんに織姫くんを会わせると、後は二人にまかせて俺はその場から立ち去った。今でも織姫くんと彼女の母であるカリーノを愛していると語る緒方さんだったが、織姫くんはその言葉を全く信じようとはしなかった。

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そこへ突然爆発音が鳴り響いた。逃げ惑う人々。そして、織姫くん達に向かって砲弾が飛んできた。織姫くんをかばって緒方さんは大怪我を負ってしまう。

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織姫くんの目の前に、火車が現れた。現場に俺も駆けつけた。織姫くんに花組のみんなを呼んでくるように言われた。織姫くんは父親の身を案じ、この場に残ると言っている。俺はどうするべきか迷っていたが、織姫くんに叱咤されて帝劇に戻る決断を下した。

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現場に戻ると、織姫くんは爆弾が設置された小屋に閉じ込められていた。しかし、目の前には大量の脇侍が行く手を阻んでいる。俺は他の隊員にその場を任せ、一人イカダを使って敵の包囲網を突破した。そして、爆弾を大胆に解体すると、赤いレバーを押して壁を突破。無事織姫くん達の救出に成功したのであった。
「少尉さん、本当に来てくれたんですね。」
「大事な、仲間だからね。」
織姫くんは俺のことも見直してくれたようです。

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火車の操る五鈷をボコボコに。最後は策に溺れた火車が、自らの仕掛けた罠で自爆。憐れな最期であった。

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織姫くんと一緒に緒方さんのお見舞いに。すっかりパパっ子になってしまった織姫くんが微笑ましい。退院したら絵のモデルになって欲しいと緒方さんに頼まれる。そして、イタリア女性は気が強いから、結婚するなら覚悟が必要だと釘を刺されました。

第八話「帝都の一番長い日!?」

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太正14年11月9日未明、軍部によるクーデターが勃発した。そして、クーデターは帝劇をも標的とした。

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突然鳴り響いた銃声に飛び起きて部屋を出ると、さくらくんが合流した。そこに襲いかかる陸軍兵士。突然のことに体が動かなかったが、とにかく今は逃げるしかなさそうだ。奴らの狙いは、地下司令室の占拠と、真宮寺さくらの抹殺であった。さくらくんの持つ破邪の力を奴らは恐れている。俺達は、米田長官の命令で、魔神器を持って花やしき支部へと脱出することになった。

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地下では、薔薇組が敵と交戦中だった。薔薇組の任務は魔神器を守ることだったのだ。俺は琴音から魔神器「珠」を受けとり、帝劇から脱出した。

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轟雷号の中で、さくらくんが花組の他のメンバーや、破邪の力を気にして落ち込んでいたので
「俺が、ついてるよ。」
と、珍しくかっこ良く決めた。今は前を見るしかないと。

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花やしき支部で俺達を出迎えてくれたのは椿ちゃんでした。椿ちゃん達の極秘任務というのは、北海道支部から新型霊子甲冑「天武」を輸送することだったのである。

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そこへ加山から通信が入る。今は帝劇に潜伏中だという。そして、俺はここで初めて加山の正体を知ることになった。隠密行動部隊月組の隊長としての親友の顔を。俺は加山に帝防の解除を頼み、天武に乗り込んで帝劇へと向かった。

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帝劇の前には、黒鬼会五行衆の一人、木喰が待ち構えていた。どうやら、このクーデターには、黒鬼会も絡んでいるようだ。だが、加山の工作も成功し、木喰の操る智拳は見事撃退することができた。

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帝劇に入ると、やけに中は静かだった。あれだけいた兵士も姿を消している。地下司令室で、花組のみんなと再会を果たしたが、そこへ京極が姿を現した。今回のクーデターの首謀者は京極陸軍大臣だった。彼は、このクーデターを太正維新と呼んでいる。二度までも父親のことを愚弄され、さくらくんは取り乱して剣を抜き、京極に向かって斬りかかった。それを阻んだのは鬼王でした。そして、二人共消えてしまいました。

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残り2つの魔神器は敵の手に渡ってしまった。強大な力を持つ魔神器を取り返さなければいけない。そして、奪われた魔神器が新宿にあることを突き止めた俺達は、天武に乗って出撃したが、ボケーッとしてて、出動命令のタイミングをまたしても逃してしまった。

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雑魚を蹴散らして鬼王の操る闇神威の元へ。闇神威は強烈な気を放って俺達を寄せ付けなかったが、それをさくらくんの天武が一刀両断。鬼王から二つの魔神器を取り戻した。鬼王は、赤坂で決着をつけようと言って消えた。

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さくらくんは自分に流れる破邪の血のことで思い悩んでいた。魔神器を手にしながら、自分が犠牲になればみんなが幸せになれるとつぶやくさくらくんだが、一方では普通の女の子のような幸せも欲しい。そんな自分はわがままなのかと問いかける彼女に、俺は何も言ってやれなかった。俺の胸に飛び込んできたさくらくんを抱きしめてやる。

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俺は魔神器を破壊することを決断した。こんなものがなくたって、帝都を守ってみせると。もちろん、さくらくんのことも。魔神器は粉々に砕け散った。本当にこれで良かったのかと思い悩むさくらくんだったが、花組のみんなの気持ちも同じだった。もう俺が言うことは何もない。

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翔鯨丸で赤坂上空に到達。潜入作戦を決行することになった。男は黙って出撃だ。潜入作戦は順調に進み、まずは土蜘蛛の八葉を撃退する。追いつめられた土蜘蛛は、自らの身を投げたのでした。

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いよいよ鬼王との最後の決戦。これまでは楽に進んできた戦闘だったが、鬼王相手にかばう、回復禁止というのは結構厳しかった。しかし、山作戰でじっくり戦って鬼王を倒しました。

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戦いを終えて帝劇に帰ってきた。クーデターも鎮圧され、首謀者だった京極慶吾は、拳銃自殺を遂げていた。帝都に再び平和が戻ったのである。

つづく
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