桜通信

桜通信

桜通信発売日: 1998年1月10日
開発: ユーメディア/パイオニアLDC/オクタゴン
販売: メディアギャロップ
機種: セガサターン
ジャンル: アドベンチャー
価格: 6800円
製品番号: T-38401G

当時ヤングサンデーで連載されていた遊人原作の同名漫画を題材にしたアドベンチャーゲーム。原作が原作なので18歳以上推奨となっております。で、プレイしてて、あれ?これってひょっとして原作そのままなぞってるだけなんじゃね?という疑惑が浮上。ブックオフで原作買ってきたら、やっぱりほとんどそのまんまでした。ということで、選択肢は原作参考にしてます。

参考文献
桜通信1~2巻(小学館)



桜通信冒頭はしばしムービー鑑賞。いとこの春日麗(うらら)とデートの約束をしたトンマこと俺・因幡冬馬だったが、四葉美咲子さんとの先約があったので、麗のポケベルにデート中止のメッセージを入れておく。しかし、美咲子さんには遠距離恋愛をしている彼がいるらしい。これまでのことは寂しさを紛らわすためだったとか言われてフラれてしまいました。帰宅したが、部屋に麗はいなかった。ポケベルにメッセージを入れた時に、シャープボタンを1回しか押してないことに気付いて、慌てて部屋を飛び出した。どういう事なのか分かりませんw

桜通信電車の中で、麗と出逢った時の事を思い出す。受験前日に、泊まっていたホテルに突然現れた女子高生。東京の女子高生はカワイイなぁと思っていたら、俺の事をお客さんと呼んで、服を脱ぎだした。?…何言ってるんだコイツ?とキョトン。しかも、何故か俺の名前を知っていた。受験票を見たと誤魔化す彼女に
「K大受けるんだすご~い!」
と言われ
K大が本命ならね…
と謙遜する。ともかく、受験前日にこんなのと関わっている場合ではないので追い返そうとした。
「まだわかんないの?トンマ!」
何故か俺の小さい頃のあだ名まで知っていた。
「私の事…忘れちゃったの?バカ!」
彼女は出ていった。眠れなくなってしまった俺は、その夜何度もヌいた。

桜通信そんな事もあって受験は散々な結果に。K大が最後の砦となってしまった。試験会場で、受験票を拾う。そこには美しい女性の写真が貼ってあった。すげェ美人…モデルみたいだ…。その女性に受験票を渡してあげる。昼休みに、昼食の場所を探していたら、さっきの女性にお誘いを受けお礼を言われた。優しくしておいて良かったな。ここで自己紹介。彼女の名前は四葉美咲子。四葉のクローバーの四葉と言われ
いい響きだなぁ
と褒めてあげる。午前中のテストに不安を感じている美咲子さん。やっぱりみんなそうなんだ…。そして、小さい頃から勉強してきた事が認められるということだから、目標であるK大には合格したいと語っていた。それにしてもきれいだなぁ…と、俺は先走って、美咲子さんとのセックスライフを妄想してしまうのでありました。

桜通信K大の合格発表。そこであの時の女子高生に声をかけられた。あっ!この間の…。文句を言ってやろうと思ったが、今はそんな場合ではない。と、今度は別の女子高生と正面衝突。尻餅をついた女子高生のお股がパックリ。白…だな…。ちなみに、原作にこんなシーンはない。今度は美咲子さんがいた。どうやら受かったようだ。俺は気合を入れて受験番号を照合した。だが、俺の番号は無かった……。しかし、美咲子さんに結果を聞かれた俺は、思わず親指を立ててしまうのでした。

桜通信浪人生となった俺は、親戚の叔父さんの家に厄介になることになった。そこにいたのがあの女子高生でした。名前は春日麗。しかも裸エプロンというはしたない格好です。こいつかわいくなったなぁ。ホテルでの一件を聞いてみたら、あれは冗談だったと言っているが、ホントに冗談だったのか?食後に電話を借りることにした。実家にかけるのかと聞かれたが、美咲子さんだよーん。合格発表の時に電話番号を交換していたのだ。ウソの電話番号に決まってると言う麗に反論しつつかけてみたが……
「お客様のおかけになった番号は、現在使われておりません。」

桜通信すれ違いばかりで、中々叔父さんに会うことができない。麗に合鍵を渡され、恋人同士みたいだねと言われたが、何でそうなるんだと否定しておく。今日はK大の入学式に行くためにスーツを着込んでいたのだが、予備校行くにしてはめかしこみすぎだと突っ込まれた。ムッ…結構スルドイな…。ここは適当に誤魔化して家を出る。K大の入学式が終わるのを待って美咲子さんを探すと、キモい連中にしつこくナンパされていた。俺の顔を見るや、俺をダシにしてその場から逃げ出す美咲子さん。ちゃんと話さなきゃと、K大に受かったことが嘘であることを告白したのだが、美咲子さんはギャグだと思ってまともに取り合ってくれません。更に、合格発表で思わず俺に抱きついたことは恋の始まりかもしれない、などと告白まがいのことを言われてしまい。京大に受かってたけど美咲子さんと一緒になりたくてK大に来たなどと、嘘の上塗りをしてしまうのでした。

桜通信サークルの新歓コンパに誘われたので、ヤバイとは思いつつ断るわけにもいかないので付き合うことに。尚、未成年が飲酒するのはマズイので、俺達は二人とも二浪しているというゲーム内設定にされてます(原作だと現役)。摩周とかいうキザな男にクラスはどこかと聞かれ
Dクラスさ
と適当に答えてその場は乗り切ったものの、般教という言葉を知らなかったりして、かなり不審がられてしまう。そこに美咲子さんが助け舟。一緒に店を抜け出した。酔いを冷ましながら夜道を歩いていたら、変な連中に絡まれてミニゲーム「みーちゃん危機一髪!」が始まった。俺は全員をぶっ飛ばして美咲子さんを救う。
「因幡くんて、いい人ねぇ」
そう言って、美咲子さんが俺にチューしてくれました。その後、いつの間にかホテル街に。
「ねえ、休んでいかない?」
と誘われてしまっては突撃するしかない。先にお風呂を勧められたのでシャワールームへ。お風呂に入ったその後は…と意気込んでいたが、シャワールームから戻ると美咲子さんはグッスリ寝ていました。仕方なく、何もせずに寝る。朝になり、俺は予備校があるので、美咲子さんを起こさずにそのままホテルを後にしました。

桜通信予備校でテスト結果に落ち込んでいたら、麗が現れた。麗もこの予備校の高校生科に入校したようです。入校祝いにパーティーしようとか言っているので、またコイツは妙な事を…と勘繰ってみる。昨日はどうしたのかと聞かれ、新歓コンパとは言えないし…と、予備校の仲間と飲んでいたと嘘をつく。帰りに二人でコンビニへ。その途中で麗のパンチラを見て盛り上がった俺は、欲しい物があったらカゴに入れておいてと言われたので、コンドームを入れておく。そして
野球拳しよう!
とエッチな提案。そんなことをいきなり言われた上に、コンドームの存在に気付いた麗はそれからずっと黙ってしまった。これはチャンスと、叔父さんの帰宅時間をさりげなく聞いてみたら、受験勉強の間は恋をしないと決めるタイプか、恋のエネルギーを勉強に転化してプラスにできるタイプかと逆質問されたので
後者かな?
と答えたが、麗も同じだと言っていた。そして
「…私……トンマちゃんを想うとね……世の中で一番ステキなラブソングが、聞こえてくるんだァ……」
と言って走り出し、もうスタートしたから引き返せないとか言って、先に帰って行きました。

桜通信帰宅して夕飯を済ませると、約束していた野球拳が始まった。しかし、麗はまだブラとパンツとソックスが残っているのに、俺は既にパンツ一枚と崖っぷち。そして最後のジャンケン勝負。後出しに引っかかってしまい勝負あったかに思えたが、麗はわざと負けてくれた。俺は、麗が遊んでる女だと確信し襲いかかった。嫌がる麗に
「どうせ、お前は誰とでもこんなことしてるんだろ…」
と言い放つ。麗は、後々美咲子さんを喜ばせるための練習台だった。しかし、麗が泣き出したため、俺も我に返った。翌朝、麗はまだ怒っていて、朝食も作ってくれませんでした。

桜通信麗の親友だという夏樹香美ちゃんが訪ねてきた。俺に話があるそうだ。麗の奴…まさか昨日の事…と焦ったが、麗が落ち込んでいるのは俺が原因に違いないと、事情を知らずに怒鳴りこんできたようです。そして、麗がまだバージンであり、今まで俺を応援しようとエッチなことをしていた事を、俺は初めて知った。麗が帰宅するのを待って素直に謝った。今日はずっと自分のことを考えていたのかと聞かれて、そうだと答えたら
「キミはもう恋している!」
と言われてしまい、何でそうなるんだ?と反論する間もなく、遊園地に一緒にいくことを約束させられました。と、その直後に今度は美咲子さんから電話がかかってきた。二人で会いたいと言われ、無節操にも約束してしまうのでした。

桜通信予備校で秋本浩司という老けた浪人生に声をかけられた。これから飲み会に付き合えと言われた。
悪いけど、これから用事が…
美咲子さんとの約束があるのできっぱりお断りした。

桜通信K大に行くと美咲子が摩周と一緒に歩いていた。今の講義にいたか?と聞いてくる摩周。余計な事言うな!。二人きりになりたがっている美咲子さんだったが、摩周が強引にカラオケに付いて来てしまった。更には、歌っているところで麗が部屋を覗いているのが見えた。追い返さなきゃと思ったが、部屋に勝手に入ってきてしまった。どうやら、秋本と一緒に来ているらしい。予備校がどうのこうの言い出したので、K大の友達と交流をはかっているんだと言って流れを遮る。俺がK大生だと嘘を付いている事を知らない麗がようやく状況を呑み込んだ。頼むから黙っていてくれ!という俺の心の中の祈りに気付いたのか、上手く話を合わせてくれた。そして、自分は俺の妹だと嘘を言って部屋を出ていきました。早く追いかけなきゃ!と、俺もカラオケボックスを抜け出した。麗を見つけた俺は、何故妹だなんて嘘を付いたのか聞いてみたら
「いいでしょう?妹なんだから」
と言って抱きついてきました。

桜通信朝からウキウキしている麗。あ…そういえば…今日は麗と約束したデートの日だった。何かあったらポケベルに連絡して欲しいと言われて、暗号を教えてもらった。中止です、遅れます、待ってての順に番号を言ってみてと問題を出されたが
13、24、11かな?
と無難に解答した。

と、ここで電車が駅に到着。長い回想が終わりました。ここから冒頭のシーンに繋がるというわけですな。

桜通信部屋に帰ってきたが麗はいなかった。そこに美咲子さんんから電話。もう一度話がしたいからと、美咲子さんの家に呼び出されました。彼女は婚約者がいるが、それは親が決めたこと。彼女は彼のことを愛してなどいない。しかし、彼女にはそれに従うことしかできない。そういう人間だからだと。でも、このまま結婚したくはないと言う。
「結婚までの一年間…一生忘れられない最高の想い出を…一生で一番輝く時間を、私に頂戴…」
そう彼女に申し込まれた。
「それはできないよ…美咲子さん…」
俺はその申し出を断った。俺にはそんな資格はないんだと。そして、自分がK大生ではない事を告白したのでした。しかし、彼女はそんな事はもう関係ないのだという。
「美咲子さん…ボクと付き合ってください!」
遂に告白。そして、頑張って美咲子さんに相応しい男になると宣言。美咲子さんも、頑張って俺の事を両親に話すことを決意してくれた。
「好きよ…因幡くん…世界中の…誰よりも…」

桜通信ってことで、原作をなぞったはずが、美咲子さんエンドになってしまいましたね。原作では、麗と遊園地で会って、キスして、お風呂でソープごっこみたいな展開だったので、そっちを期待してたんだがw


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