少女革命ウテナ いつか革命される物語 アンシールート前編

少女革命ウテナ いつか革命される物語 アンシールート前編


少女革命ウテナ いつか革命される物語(元記事)

「少女革命ウテナ いつか革命される物語」をストーリーを追いつつプレイ。アンシールートはオマケルートなので、このゲームの本質からは外れてますが、ご勘弁を。主人公のデフォルトの名前がないので、「原崎 望」にしておきました。


22日

少女革命ウテナ いつか革命される物語

私、原崎望は、父親がかつて教壇に立っていた名門鳳学園に転校してきました。父は鳳学園フェンシング部の元顧問で、母とはそこで知り合ったようです。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

学園の中に入ると、鳥篭のような温室で二人の男女が何やら痴話喧嘩をしていました。
「私は薔薇の花嫁ーー。決闘の勝者の思うがままです。」
と女性が言うと、男性がいきなり平手打ち。本編のアニメのウテナと全く同じシチュエーションです。放っておくわけにもいかないが、怖いのでもう少し様子を見てみる。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

「やめろ、西園寺!」
そこへ王子様が颯爽と登場。西園寺という男は捨て台詞を吐いて去っていきました。殴られていた女性は姫宮アンシー、王子様は天上ウテナと名乗っていました。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

転校の挨拶を済ませて席に付くと、隣にいたのはウテナ。しかしウテナを男子だと思っていた私は、「彼女はいるの?」と質問。
「えーー!ウテナって女の子なのー?」
事実を知って思わず叫んでしまい、クラス中の笑い者に。転校早々やらかした……

少女革命ウテナ いつか革命される物語

昼休みにカフェテリアでウテナとアンシーの三人でお茶。薔薇の花嫁について聞いてみると、決闘に勝ってアンシーとエンゲージした者は世界を革命する力を手に入れることができるんだって。
「エンゲージした者は私を思いのままにできるのです」
とか危ないこと言ってるので
「わたしもエンゲージしたい」
と冗談半分で言ってみたが、決闘するには、薔薇の刻印が必要だとマジメに否定される。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

放課後、寮の場所を聞くために理事長室に行く。理事長というからおっさんかと思ってたらカッコイイ男性(鳳暁生)でした。寮は東館の2階22号室。ということは、ウテナ達と同じです。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでゆく
我らは雛だ、卵は世界だ
卵の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでゆく
世界の殻を破壊せよ
世界を革命するために

いつもの仰々しい合言葉で生徒会が開かれる。議題は私について。どうやら東館には、薔薇の花嫁とエンゲージした者以外は本来入ることができないらしく、世界の果ての許可が必要だという。そこで、探りを入れるためか、私を今夜行われる生徒会主催の仮面舞踏会に招待することが決議されました。

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そうとも知らない私は、寮への道すがら、父親から聞いていた白亜のフェンシング場があったので入ってみる。中には誰もいない。壁に掛けてある名札を見てみると、「三条院千種」という部長らしき人物の名札が掛けてあった。しかし、顧問の先生の名札はありませんでした。ロッカールームに入ると、壁に描かれた絵が目に留まる。そこには、ウテナや生徒会の人達っぽい人物が描かれていました。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

カレンダーを見ると、25日に赤い丸が記されています。しかし、よく見てみると、このカレンダーは15年も前のものでした。ロッカーを見ると、一つだけ開いているロッカーがあった。名札には三条院と書いてある。親切に閉めてあげようとしたその時
「さわるな!」
と怒鳴られました。その女性は何故か私の父と母の名前を知っていたが、その訳を訊いても答えてくれず、ただ出て行けと言うだけ。仕方なくその場を立ち去りました。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

東館に到着。私の部屋はウテナ達の隣。他に三人目の住人だというチュチュ(子猿)も紹介されました。みんなでお茶を飲んでいると、アンシーから生徒会から届いたという仮面舞踏会への招待状を手渡される。ということで三人で行くことになりました。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

最初に出会ったのは薫幹。中等部1年、年下のかわいい男の子。自己紹介し、場を和ませようと
「キミ、ミッキー!?ミキミキミッキー、キミミッキー、下から読んでもキミはミキ」
とかるいギャグをかます。ミッキーはそそくさとその場を立ち去っていった……

少女革命ウテナ いつか革命される物語

次に現れたのは桐生冬芽。プレイボーイ風な生徒会長。いきなり口説きモードで「かわいい」とか言われたが、お世辞はやめてといなしてみせました。

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ウテナ達とはぐれてしまった私の耳に、チュチュの鳴き声が聞こえてきた。西園寺がチュチュをいじめていたのだ。思い切って正面から止める。しばし西園寺のナルな御高説を聞いていたら、チュチュが私の方へ燭台を倒してしまった。しかし、西園寺がそれを素手で止めてくれました。手には火傷を負っている。意外と紳士?

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ようやくアンシーを見つけたので追いかけようとしたら、周りの男共がしつこくナンパしてきました。困っていると
「散れ」
と、もう1人の生徒会メンバー有栖川樹璃が助けてくれました。縦ロールバリバリのお蝶夫人みたいな女性でした。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

樹璃としばし話して別れた後
「お嬢さん、踊っていただけますか?」
と、千種が誘ってきた。踊っていると、薔薇の花嫁のことを話してきました。彼女の指には薔薇の刻印が。そして、ウテナと決闘し、ウテナが負けた時に私が消えるのだと、脅かしてきた。すると突然電気が消えて辺りは暗闇に。明かりがつくと、そこにはもう彼女の姿はなかった。そして、私の背中には
「エンゲージする者へ、25日、決闘広場で待つ」
と書かれた挑戦状が貼られていた。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

生徒会室で会議が行われる。西園寺は私のことを疑っています。ここはギャグでごまかすことに。そして私は「つるつるマンボ」という一文字違ったらやばそうな踊りを披露した。
「は~あ、つるつるりん、つるつるりん、つるつるそーめん、つるっぱげ」
ちなみに、私がこんなにキャラ崩壊してるのは、アンシー編だからですよw

23日

少女革命ウテナ いつか革命される物語

二日目。自称ウテナの恋人にして自称学園の情報通という篠原若葉とおしゃべり。生徒会の誰が好みかと聞かれ、「冬芽」と答えたら、冬芽が最近「紫丁香」という名曲喫茶がお気に入りだという情報を教えてくれました。ちなみに紫丁香はライラックと読む。次に「幹」の名前をあげる。幹はアンシーのことが好きらしい。好物は甘いものだって。

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ホームルーム直前にウテナに話しかけると、放課後に白木蘭という喫茶店に誘われた。ちなみに白木蘭とはマグノリアと読む。勉強になるなあ。ホームルームで転校生が紹介された。あの三条院千種でした。しばらく病欠していたため三つ年上。女生徒からは黄色い歓声があがります。席は私の隣になった。本当はその後ろの席だったのを、目が悪いと言って、その席になるように仕向けたのだ。どうも何か企んでるようです。
「よろしく原崎さん」
と意外と好意的な挨拶。昨日フェンシング場で会った事を話してみても知らないという。休み時間に改めて挨拶を交わすと、千種が私に名前を聞いてきた。あれ?さっきは名前を呼んでいたのに。
「いい名前だね。誰がつけたの?」
「お父さんがつけてくれたの」
「お父さんは元気?」
ん?父のことを知っているのか?突っ込んでみたら、慌てて誤魔化していました。怪しい。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

昼になり、ウテナたちと外で食べることにした。中庭でウテナ、アンシー、若葉とお弁当。アンシーは三段重ねの重厚なお弁当を作ってきていた。しかし、その中身は、一段目がたい焼き、二段目があんず飴、三段目がソースせんべいというシロモノでした。お弁当を持っていなかった私は、アンシーにお弁当を薦められ、イヤイヤながらもおすそわけしてもらうことに。しかし、そのお弁当はメニューがおかしいというだけではなかった……。画面がブラックアウトし、トイレを流す音が流れる……

少女革命ウテナ いつか革命される物語

午後の数学の授業。先生が問題の回答者として私を指名。自信のない素振りの私に隣の千種が「38」と助け船。しかし、私は私で自分なりの答えは出していました。ここは自分を信じて「α+18」と答える。正解だった。ふと千種の方を見ると、思いっきり睨んでいます。やることがせこいんですけどw

少女革命ウテナ いつか革命される物語

放課後はクラブ見学に出かけた。まずは新聞部へ。壁に貼ってある新聞を読むと、「旧フェンシング場の怪」という見出しの記事がありました。部員に聞いてみると、白亜のフェンシング場などというものは存在せず、東館の近くには旧フェンシング場の廃墟があるだけだという。15年前の火災で焼け落ちたとのこと。続いて文芸部のある図書館へと行ってみると、中で千種とぶつかってしまった。千種が落とした資料を見てみると、1981年から1983年の生徒名簿だった。フェンシング場で火災のあった15年前の名簿だ。次にかつて父親が顧問をしていたフェンシング部へと向かう。昨日入った白亜のフェンシング場は新聞部の部員の言っていたように、ただの廃墟でした。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

人づてに聞いて、本当のフェンシング場へ入って見学する。キャプテンの樹璃に自分の両親がフェンシングをやっていたことを話すと、いきなりスーツとサーベルを渡されてしまいました。好きな相手を選べと言われ、樹璃と戦うことにする。やられてもやられても必死に食らい下がる私を、樹璃は気に入ってくれたようです。と、そこへ千種が現れて、樹璃との決闘を申し込んだ。私闘はしないと、断る樹璃だったが、千種は樹璃の大切にしていたロケットを何故か持っていて、いつでも挑戦を待っていると挑発し帰っていきました。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

練習後に樹璃とシャワーを浴びながら、樹璃に決闘する理由を聞いてみた。
「奇跡を否定するためだ」
だそうです。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

明日は体育の授業があるので、体操着を買わなければならないので、ここでクラブ見学は打ち切って買い物へと出かける。町も不案内ということで、同じく転校したばかりの千種に頼むことに。ユイカが千種に病気について聞くと、心の病だという。
「白雪姫に食べさせるはずだった毒リンゴを食べてしまったってところかな」
と意味不明なことを言っていたが、私はそれ以上突っ込むことはやめました。買い物は終わったが、千種ともう少し一緒にいることに。公園で話す二人。千種にデートをしたことあるのか?と訊くと
「今日がはじめてだよ」
と言われてとまどう私。逆に好きな人はいないのかと訊かれたので
「いません」
と否定。ちょっといい雰囲気になってます。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

一度千種と別れた後、再び公園に戻ってみると、千種がまだいました。待ち合わせをしているのだという。そこへやって来たのは薫梢。ミッキーの双子の妹である。どうも、初めてのデートというのはこれのことだったらしい。
「君はエスコートしてくれる王子様はいないの?」
と千種に訊かれ、「いない」としみじみ答える私でした。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

「かしらかしら、ご存知かしら」
と、ここでウテナでは御馴染みの影絵。欲しいものがあるなら先に行動しなきゃダメ的な故事。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

寮に帰って夕食タイムとなったが、まかないのおばさんが間違って大量に作ってしまったらしく、千種を呼ぶことに。名簿に書いてあった住所に呼びに行ったが、その住所というのがあの旧フェンシング場だった。
「やだ先輩、くすぐったいです」
「まだこんなもんじゃ済まないさ。夜は長いんだから」
千種と梢が乳繰り合っていました。気付かれてしまったので、気まずそうに夕食を誘いに来たと告げると、あっさりと乳繰り合いを止めて付いてくる千種。梢が睨んでいます。

夕食を食べながら白雪姫論を展開する千種。
「世の中に、女は2種類しかいない。白雪姫と悪い女王だ。私は、女王になりたかった……」
要は、他人任せの白雪姫と、自分の力で幸せを掴もうとする女王という対比ということらしい。しかし、王子様ってのはえてして白雪姫タイプを選ぶんだとご立腹の御様子。ウテナにもからんで場をどんどん重くしていく。場の空気に耐え切れなくなった私は、実は自分はつるかめ星から来た大統領なんだと言い出して
「は~あ、つるつるりん、つるつるりん、つるつる、そーめん、つるっぱげ」
と、得意のギャグで場をなごませる。どうやらアンシーのツボは捉えたようで、空気を変えることには成功したようです。

少女革命ウテナ いつか革命される物語

深夜、西園寺のことがどうにも気になって眠れないので外に出てみると、西園寺が立っていました。西園寺は、私にアンシーとの交換日記を手渡すと、そそくさと立ち去っていきました。ちょっとジェラシー。

つづく
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