エアーズアドベンチャー ヘンリー放蕩記 前編
エアーズアドベンチャー(元記事)
セガサターンの怪作RPG「エアーズアドベンチャー」をストーリーを追いつつプレイ。

俺の名はヘンリー・チェイサー・ビンセント。俺は今、処刑台の上で首を斬られようとしている。
「オレの首は細いんだ。仕損じるなよ。」
気取ってそんな捨て台詞を吐いてみた。思えば実にくだらない人生だった。4歳で両親と死別し、10歳で家出。12歳で贅三昧の生活を送り、14歳で女を知った。その後は身分の隔てなく女を食いまくり、俺が去った後には、婦人は一抹のさびしさと涙を残し、殿方には妻をとられた怒りだけが残るのだった。

処刑人が斧を振り下ろそうとした時だった。
「お待ち下さい!」
コーリン姫が処刑を止めた。俺の首はかろうじてつながった。処刑台から降りた俺は、謎の男に、「表の世界では生きて行けないから秘密結社に来い。」と言われたので付いていくことにした。

秘密結社の建物に入ると、儀式として3つの試練を行うという。最初は戦いの儀式。相手は結社員。2回の攻撃であっさり倒す。結社員は爆発して消えてしまった。

次は探索の試練。ダンジョンを探索して宝箱を見つけろということらしい。しかし、その宝箱まで一本道だったw。あっさりと入団式の偶像をゲットしガッツポーズを決めたのでした。

最後は行動の試練。露店の商人に話しかけろと言われる。商人に話しかけると、道具屋で薬草を買って戻って来いと言われ、買ってくると今度は酒場に行けと言われた。酒場の前を通りかかると中から何かが割れる音がして男が飛び出してきた。ケガをしたというので男に薬草を渡したら、そいつが仲間だったようだ。

早速司令が言い渡される。それは、大商人セゴーの屋敷で文書を受け取ってくるというものだった。受け取った文書は王宮に届けることに。読むなと言われたのにその場でさっそく文書を読み耽る俺w。中身は姫に宛てたラブレターでした。

文書を役人に届けた後、話があるらしいので結社へ戻る。どうやら無事入団できたようです。と、そこに王宮の関係者が登場。なんでも姫が攫われたとかで秘密結社に因縁をつけてきた。これでは姫をモノにできないからと、俺は勝手に結社を飛び出したのでした。

自宅に戻ったが、父代わりの叔父に突っぱねられた。と、そこへフログ夫妻が現れた。数秘術とやらを披露する。意味が分からん。
「学問教えてくださらない?わ・た・し・の・へ・や・で・こ・ん・ば・ん」
フログ夫人から誘われました。

朝になっていた。恐らく昨晩は夫人にたっぷりと夜の数秘術を教えてあげたに違いない。西に進むとキャンプがあったので入ってみると、セゴーが狩りを楽しんでいた。セゴーのテントへ行くと、例の文書で脅迫してきたと勘違いして、夜に奥の洞窟に一人で来れば金を渡すというので行ってみることに。相変わらずほぼ一本道のダンジョン。奥へと進むとセゴーのベアーが。騙されたらしい。しかし、これを苦闘の末に打ち破って脱出に成功した。

次の町では祭りが催されていた。何やら参加者を募っているので俺が立候補。そして、立候補してきたもう一人がセゴーでした。俺が生きていたのでビックリしている。そこに俺の弟がやって来て、姫が神殿にいることを知らされた。俺は、この場を弟に任せて神殿に向かうことにした。

街を出て北に向かっていたら、ドガーンゴワーンと音がして光が光った。何のことやらと思ったが、さらに北上したら弟がやって来ました。どうやら装備(戦車の装備)が空から降ってきたということらしい。ついでに弟から馬を受け取った。叔父からの贈り物だった。

馬に乗ると移動速度がアップした。操作性の悪さはそのままに。先に進むと姫が捕らえられていると思われる神殿があったので、馬で堀を飛び越えて進入する。奥にドラゴンがいたが、苦戦しながらもどうにか倒すことが出来た。

姫を無事救出。運命がどうのと話してたら妖精さん登場。名前はパック。スカイハイワールドからウンディーネの伝言を伝えに来たという。スカイハイワールドが大変なことになっているので助けて欲しいと。と、今度はセゴーがやって来て絶体絶命のピンチ。パックは、スカイハイワールドへ行けるカードを持っているという。それを使うには背後の崖に飛び降りるのだと。俺は姫と一緒に、ままよと崖に飛び降りた。

二人はスカイハイワールドに来ていた。女王ウンディーネは滝にいるという。パックはコーリン姫にオーブを渡した。これにパックが入って使えば魔法が使えるようだ。北にあるユミという街の鍛冶屋で武器パワーアップさせた俺達は、その先の胞子の森にいたトレントを倒し、水の種をゲットしました。

さらに北に進み滝に近づくとウンディーネが登場。で、人間と妖精がどうのと話をしているところに、フェンリルとやらが。そして、訳も分からぬままに、いきなり大フェンリルとかいう怪しい場所に飛ばされてしまった。

北に進むと湖の集落があり、集落の先にゆらゆら揺れている木のようなものがあったので、近付いてみたら潮が引き始めた。集落の北にリーフ号なる船が出現したので入ってみる。船の中の歩き辛さは異常。相変わらずの一本道で、途中で特殊技の「Fミラージュ」と「力の水」をゲットした。奥まで進むとパックの弟マフィンがいた。挨拶していたら船が沈みだしたが、でかいエイに救われました。

集落の北の道を大岩が塞いでいて、近付くと誰かが助けを求めていた。集落に戻って村人に話しかけていたら、女性から風の種をもらった。で、大岩に近付いたら岩が吹っ飛んだ。助けを求めていた人物も一緒に吹っ飛んだ。おい……

大岩の先を進むと穴の集落があり、その先に大きな穴が開いていた。さっき飛ばされた人がここにいるようだ。さっきと同じ要領で、集落の人物からつるの種をゲット。無事助けることが出来た。次に火の集落に立ち寄ると、さっき助けた人の関係者らしき人物から火の種をもらった。

北の細い山道に入ると、オーブが2つあった。マフィンが1つ目のオーブ「ソニックオーブ」を取る。そして2つのオーブを取ろうとした時、フェンリルの神経に触れてしまいフェンリルが怒り出した。そして、飛ばされてしまった。

そこへさっきのエイみたいなのが落ちてくる。正式にはフライングフィンという名前。何だかもがき苦しんでいます。フライングフィンは地面にへばりついててウンともスンとも言わないので、とりあえず近くにあった背の集落へ。また例のパターンで村人から水の種をもらった。早速そいつでフライングフィンを助けてあげました。その後、フライングフィンに乗ってどこかへ到着。元の場所に戻れたようです。

再びウンディーネの所へ行く。妖精達はウンディーネの子供でした。どうやら、デモスというかいう奴を倒さないといけないようです。で、コーリンだけ別個に呼んで、心がどうたらこうたらと話していた。

滝の先を進むとナタという町があった。ここのおもちゃ屋で、水の種と鏡を交換してもらいました。砂漠の中央に大きな肖像画があったので、それに鏡をかざしたら、中から階段が出現した。

多少はダンジョンらしくはなってきた。奥まで進むと、科学者っぽいのがいて、訳の分からんことをほざいて消えた。それをウンディーネに報告に行ったが、やつが例のデモスという奴でした。下の世界に降り立ったようです。追いかけようにもカードがもうなかったが、パック達が何かを思い付いたようなので、ナタに戻ってみる。そして、そこの住人からパラフェザーとやらを譲り受けた。

町の南西の岬の先に巨大な渦があり、そこからパラフェザーで下の世界へと飛び降りることにした。ここでコーリンが俺に感謝を述べる。これが最後になるかもしれないからと。パラフェザーでの落下は、結構無茶なことみたです。そして、俺達は意を決して飛び降りた。パラフェザーが空に挟まったところをウンディーネに助けられたり、マフィンの意味不明な言動があったりしながら海に落下した。俺達は、王家の船によって救い出されました。空はドンヨリと嫌な色をしていて、世界に何か異変が起こっているのは間違いなかった。俺達は、王家の船で王都へと向かった。
(つづく)
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