サクラ大戦 ヘタレ隊長日誌 第一~二話
サクラ大戦(元記事)
初代サクラ大戦をプレイしつつ、大まかなストーリーを追っていく。選択肢は信頼度ダウンなダメ隊長モードで進めてます。戦闘時の能力にほとんどプラス補正が付かず(マイナスにはならないようだ)、信頼度がアップする「かばう」コマンドも使わないので、戦闘は普通にやるよりは厳しいが、その方が面白い。ついでに「回復」コマンドも禁止にしてやってみる。回復は蒸気スタンドかアイリスの必殺技のみで。
第一話「帝都・花の華撃団」

俺は帝国海軍少尉の大神一郎。帝国華撃団・降魔迎撃部隊の隊長を任ぜられ、今日は上野公園で部隊と合流することになっている。しかし、やってきたのは女の子だった。こんな若い女性が隊員とは驚いたが、さすが機密部隊というだけのことある。この女の子に劇場に行きましょうと言われ、何で劇場に行かなければならないのか唖然としていたら、「どうしたんですか?ぼんやりして。」と言われてしまった。名前は真宮寺さくら、入団したての新人さんだそうだ。

大帝国劇場に到着した。その威容さに驚いたが、秘密部隊の本部ということで納得。中に入ると、アイリスという名の少女が出迎えた。こんな小さな子までが隊員だというのか?

米田中将のいる支配人室に行こうとすると、今度は女性の声が聞こえてきた。声のした食堂へ行ってみると、そこには何とも妖艶な女性がいる。神埼すみれという自称花組トップスターにして神崎重工業の令嬢らしく、フォークを落としたから、拾って新しいのと取り替えてくれと言ってきた。これでも軍人の端くれだ、無視してやった。凄い剣幕で怒り出した彼女だったが、自分が新任の隊員である事を告げると態度を一変させた。

支配人室に入ろうとすると、中から金髪の女性が現れた。マリア・タチバナという名のクールなロシア女性。軽く挨拶を交わしたが、初めて軍人らしい人と会えた気がした。

中に入って米田中将に挨拶したが、この人昼間っから酔っ払っている。これが、日露戦争で勇名を馳せたあの米田中将閣下なのかと疑ってみたが、やはり本人に間違いないようだ。着替えて受付に行けと言われる。支配人室を出ると、盗み聞きしていたさくらくんとアイリスに出食わした。慌てる二人を黙って見ていたら、マリアがやって来て二人は大目玉食らっていました。マリアに受付まで案内されたが、マリアは早々に立ち去ろうとした。ワケが分からず何をすればいいのかと聞いてみたら、どうやらここでモギリの仕事をさせられるようだ。

これのどこが秘密任務なのかと疑問を持ちつつモギリをした。慣れない手付きで客に文句を言われ、何でこんなことをとイライラしてくる。思わず、「今でこそモギリをしていますが、実は帝国華撃団の隊長なんです!」と思わず本当のことを言ってしまったが、お客さんからは全く相手にしてもらえません。神崎すみれが好きかどうか聞かれ、先程の一件も会ったので「あまり好きでは……」と正直に答えてお客さんを怒らせたり、ガキには新入りということで馬鹿にされたりと散々でした。

1階の廊下を歩いていると、後ろから誰かが目隠しをして「だぁ~~れだ?」と言ってきた。誰だか分からないので、「マリアだろ?」と適当に答えたが大外れ。赴任したばかりで、マリアがこんな事を絶対にしない堅物キャラだとは知らなかったのだ。さくらくんは怒って行ってしまった。サロンへ行くとすみれくんがいた。大胆に開いた胸元を凝視して幻滅される。何か用かと尋ねられたが、特に何もないので黙っていたら、しっかりしてくれとたしなめられ、さくらくんが来たところで、二人のどちらがタイプかと聞かれて選べずにいたら、優柔不断と非難されてしまった。謝ろうと思ってすみれくんの部屋を訪ねたら、着替え中だからちょっと待っていてくれと言われた。ここで体が勝手に動く病気が早くも発動してしまった……。楽屋に行くとアイリスがいた。無難に華撃団の事を聞く。抱えているクマの人形を気にしていたら、「この子の名前、おぼえてる?」と聞かれたので、「ジョンポールだっけ?」と答えたが、一文字違っていた……。部隊袖にはマリアが。豊満なふくらみに見とれていたら、「マナーは見習い兵ですね。」と軽蔑されてしまった……。売店では隊員のブロマイドが売っていた。秘密部隊のはずが何故?と疑問に思いつつすみれ姉さんのブロマイドを購入した。

どうにもラチが開かないので、事務局に寄って手続きを済ませた後、米田中将のいる支配人室へと向かう。「どういう事か説明してください!」と直談判すると、ここは帝国華撃団ではなく、帝国歌劇団だというのだ。俺の頭は真っ白になった。部屋を出るとさくらくんがいて、心配して部屋まで送りましょうか?と言われたが、気が動転した俺は「一人にしてくれないか……」と断った。夜になり、さくらくんが部屋を訪ねてきた。夜の見回りをするように言付かってきたようだ。しかし、完全にふてくされた俺は、それを断ってフテ寝した。

朝目覚めたら何だかすっきりした。これからは世界一のモギリを目指して生きていこう。新たな目標を得て、俺は意気揚々と受付に向かった。そこにはマリアがいた。ここでの仕事に不満があるのではないかと聞かれたが、「満足しているよ。」と答えると、秘密部隊の隊長として着任したのを忘れたのかと問われたので、「もう忘れたよ。」と開き直ったら、怒られた。ワケが分かりません。

舞台へ行ってみんなの稽古の様子を見に行った。そこでは、さくらくんとすみれくんの息が合わずに一触即発の雰囲気に。巻き込まれるのはゴメンなので放っておいたら、マリアの雷が落ちた。舞台を後にすると、さくらくんが追いかけてきて、話を聞いてくれと言ってきた。「わかった。何の話だい?」と言って話を聞いていると、突然警報が鳴り出した。ワッツハップン?

作戦室へ行くと、花組のメンバーがそれぞれ戦闘服に着替えていた。どうやらこれが本来の任務ということのようだ。今まで黙っていたのは、俺が秘密部隊の隊長に相応しいかどうか試していたらしい。これまでの行動からするに、我ながら不合格と言われても仕方ないような気もするが。敵は黒之巣会。そして、奴らの操る魔操兵器に対抗するための武器が、霊子甲冑「光武」というわけだ。出撃命令を下すように言われたが、初めてなので戸惑っていたらグダグダに。不安の中、俺達は目的地の上野公園へと向かった。

俺にとって花組での初陣。マリアが操縦方法を教えてくれると言ってきたが、「すでに知っているよ。」と知ったか。途中でさくらくんに、「この場所で戦うなんて複雑ですね。」と言われたが、「なんで?」と聞き返したら怒ってしまった。ん?ああ、ここって初めて出会った場所か……。隊員から全く信頼されておらず、攻撃はチグハグだったが、必殺技のゴリ押しで、どうにか葵叉丹の操る魔操兵器「神威」を撃破することができた。

戦闘後に上野公園でみんなで花見。勝利の美酒はやはりうまかった。
第二話「敵の名は黒之巣会」

今日もモギリに精を出しているとアイリスがやって来た。紅蘭を迎えに来たと言っていたが、ボーっとしてたら怒らせてしまった。しばらくすると、バイクに乗った女の子が劇場に突っ込んできて爆発した。「そのボロバイクは?」と聞いてみたら、彼女が発明した蒸気バイクだったらしく気を悪くさせてしまった。どうやらこの女性が新隊員の李紅蘭らしい。米田長官への取次ぎを頼まれたが、面倒だから仕事中だといって断ったが、椿ちゃんにたしなめられて紅蘭を追った。事務局で紅蘭を捕まえ、仕事を抜け出してきたと言って支配人室に連れて行った。

支配人室に辿り着くと、さくらくんが舞台衣装のままやって来た。衣装を見ていたら、どうかと聞かれたので、「普段の服のままがいいなあ。」と良かれと思って言ったが失敗。さくらくんが行った後、紅蘭にさくらくんと仲がいいのかと問われ、「あまり良くないんだ。」と正直に答えたら、隊長がそんなこと軽々しく言うなと怒られた。これから「大神はん」と呼んでいいかと聞かれ、エセ関西弁で呼ばれるのも虫唾が走るのでお断りしたんだけど、勝手に決められてしまった。

着任の挨拶を済ませて支配人室を出ると、先日の黒之巣会の事を聞かれたが、大したことなかったと言っておく。部屋に案内しろと言われたので2階へ行くと、廊下でマリアに遭遇。男装のマリアも中々だ。マリアの顔に見入っていたら、また怒られてしまった。マリアにお礼を言われたが、あのマリアに礼を言われて逆に凍りついてしまう。紅蘭と別れると、今度はすみれが登場。紅蘭をどう思うか聞かれたので、「面白い子だね。」と、当たり障りのないことを言っておいた。この後は伝票整理の仕事が待っていました。

夜になり、誰かが部屋を訪ねてきた。「大神なら留守ですよ~」と堂々と居留守するが、返事したらそりゃバレる。尋ねてきたのは紅蘭だった。自分の初舞台を観てくれたのかと聞いてきたので、観てないけど観たと気を遣ったが、マリアの役名を聞かれて、「カンドラ様だっけ?」と間違えて答えてしまい、嘘がばれてしまう。紅蘭はしらけて帰ってしまった。気を取り直して、夜の見回りへ。

さっき怒らせてしまった紅蘭の部屋へ行く。謝って中に入れてもらった。チャイナドレスに浮かぶ胸のラインについつい何度も目が行ってしまい、また怒らせてしまった。花札をしようと言ってきたが、気が進まないので断る。格納庫へ付き合って欲しいとも言われたが、これも見回りがあるので断った。アイリスの部屋に行くと、パジャマの事を聞かれ、「変わったデザインだね。」と感想を述べると、センスがないと言われてしまった。地下格納庫には紅蘭がいた。光武の話をしていたが、専門的で話が長いので途中で脱落。話を聞いていなかった事がばれてまた信頼度ダウン。鍛錬室には水着姿のすみれくんがいた。水着に見とれていると、どう思うか聞いてきたので、「似合っている。」と褒めたつもりだったが、そんな事は分かりきっているから、デザインなどの具体的な意見が聞きたかったと言われてしまった。どうにもやりづらい女だ。一緒に泳ごうと誘われれて迷っていたら、すみれくんはさっさと一人で泳ぎに行ってしまった。仕方なく見回りに戻ろうとするとすみれくんの悲鳴が聞こえた。中に入るとすみれくんが溺れていたので、「待ってろ!今いく!」と叫んでプールに飛び込んだ。しかし、救出失敗。すみれくんは何とか自力で脱出したが、怒って出ていってしまう。更衣室へ行くとすみれくんがシャワーを浴びていた。体が勝手にシャワー室に……。ガラス越しに見えるすみれくんの肢体に思わず声をあげてしまいバレる。慌てて逃げたが時既に遅し。すみれくんは当然かんかんだった。この辺で見回りを切り上げて寝た。

翌日、モギリの仕事も一段落ついたので舞台の様子を見に行ってみる。丁度クライマックスのシーンだった。しかし、さくらくんがドジって舞台が崩壊。怒ったすみれくんが出て行って、さくらくんと口論を始めてしまった。どうにかしてくれと言われたので、さくらくんを止めようと舞台に乗り込んで更に混乱。その後、舞台は更に崩れて、完全に崩壊してしまった。さくらくんに今晩中にセットを直しておけと言うすみれくんに、口を挟んだら、だったら代わりに修理してくれるのかと問われ、何も言い返せず。

夜の見回りをさっさと切り上げて部屋に戻ると、見知らぬ美しい女性とぶつかってしまった。彼女は俺が指を怪我しているのを見つけると、優しく指フェラして去っていった。その余韻に耽っていると、さくらくんが怒った顔で現れた。どうやら一部始終を見られていたらしい。怒って行ってしまいました。

翌日、昨日の謎の美女に思いを馳せて舞台の修理をさぼっていたら、突然警報が鳴り響いた。出動だ。しかし、謎の美女に気を取られて出動の合図を出すタイミングを逃す。今回は芝公園での戦闘。さくらくんに、謎の美女の事を考えていて舞台の修理に来なかったのだろうとズボシを突かれて、「きみの事を考えていた」とごまかしたが、敏感な年頃の乙女にそんな嘘は通用しなかった。紅蘭にはどう戦えばいいか聞かれ、あまり強そうには見えないので「後ろで見ていろ。」と指示を出したら怒られた。

戦闘は4基ある火箭が邪魔なので、すみれの必殺攻撃と紅蘭の通常攻撃で全て破壊させた。それまで他の部隊には待機を命じる。足軽と火縄を全滅させると、影が登場するが、こいつはどうやっても倒せない。上空から謎の人物の指示で、本体が一番下の段にいる侍という事が判明し、自分以外の光武は全て最下段に向かわせる。俺が最上部の蒸気スタンドの上で囮になって影を引きつけている間に、侍を倒して任務完了となった。

戦闘後に翔鯨丸に戻ると、昨日の謎の美女がいた。藤枝あやめ、何と帝国華撃団の副指令であった。デレデレする俺に突き刺さるさくらくんの視線が痛かったが、あやめさんビームでそんな小便臭い痛みは消し飛ぶのであった。
(つづく)
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