優駿 クラシックロード

優駿 クラシックロード

優駿 クラシックロード発売日: 1997年3月14日
開発: プログレス
販売: ビクターインタラクティブソフトウェア
機種: セガサターン
ジャンル: シミュレーション
価格: 5800円
製品番号: T-6009G

PSでは「クラシックロード優駿2」というのが出ていたが、内容はあれと大体同じ。当時としては最先端のフルポリゴンによるレースシーンが売りだった。但し、PS版がフルゲート16頭だったのに対してこちらは12頭……。このゲームは、1988年から1996年の9年間の実際のクラシックロードを再現しており、プレイする期間はダービーまで。出てくるライバル馬はその年に実際に活躍していた馬達であり、年代によって種牡馬や繁殖牝馬も変わります。クラシックを制すれば、その後の秋のG1にも挑戦でき、最終的な目標は有馬記念ということになる。

参考文献
優駿クラシックロードを一生遊ぶ本(宝島社)



優駿 クラシックロードこのゲームの配合理論は、ニックスとインブリードです。ニックスは配合画面でYボタンを押すと確認できるが、このゲームのニックスでは多重ニックスというのが可能です。普通の馬ゲーだと、父系と母系のそれぞれの最上段のラインの系統で判定しますが、このゲームではいろんな系統で判定しているようで、おまけにノーザンテースト系やNijinsky系などは、その一代前のNorthern Dancer系でも判定してもらえるのでお徳。また、ニックスの効果は、組み合わせによって効果に差もあります。

効果大
Northern Dancer×パーソロン
Nijinsky×Never Say Die
ノーザンテースト×ディクタス
Grey Sovereign×Palestine
My Babu×ブレイヴェストローマン
Ribot×Vaguely Noble
Court Martial×Abernant
Caro×Princequillo

効果中
Northern Dancer×Tom Fool
Northern Dancer×What A Pleasure
Nijinsky×Riverman
Storm Bird×Secretariat
Sharpen Up×Petition
Grey Sovereign×Prince Bio
Grey Sovereign×Sicanbre
Turn-to×My Babu
Turn-to×Acropolis
テスコボーイ×ダンディルート
Ribot×Princequillo
Ribot×Bold Ruler
Court Martial×Swaps
Abernant×Aureole
Luthier×Precipitation
Nasrullah×Princequillo
Relic×Blue Larkspur
Roman×Chop Chop

優駿 クラシックロードインブリードは、配合画面で効果まで表示されるので分かりやすい。大物輩出という珍しい効果のインブリードもある。この配合画面では、生まれてくる仔の予想される特徴が事細かく表示されるので、狙いの適正の仔を作りやすい。当面はクラシックレース、最終的には有馬記念が目標のゲームなので、短距離馬を作る必然性は全くないですね。プレイヤーが配合できるのは2頭だけで、残り2頭はCPUが適当に配合した馬を買うのだけれど、プレイヤーが工夫を凝らして配合した馬よりも走ったりするんだな、これが。

優駿 クラシックロードレースシーンは、確かに当時としては最高峰の出来だったかもしれない。レースは逃げがかなり有利な感じもします。いつもハイペースの逃げばかり指示してました。

優駿 クラシックロードこのゲームの肝と言えるのが調教です。普通の馬ゲーよりも細かく作り込まれています。まずは写真のような画面を見ながら、調教スケジュールを組んでいく。青い線が「調子」、赤い線が「疲労」を表していて、疲労が溜まらない様にケアしつつ、レースに向けて調子をピークに持っていかなければならない。中には疲労の溜まりやすい馬もいて、そういう馬はスケジュールを組むのが大変です。調教によって疲労の蓄積は違っていて、プール>ダート>ウッド>坂路の順に疲労が溜まりにくい。なので、ダートでの調教がどうしても中心になるが、レースにはあまり出さずに、坂路でビシバシ鍛えまくるという手もあります。

優駿 クラシックロード調教助手にお任せしていないのなら、追い切りだけは自分でやらないといけません。追い切りの週に何もしないで週送りしても、CPUは追い切ってくれないので、レースでは確実に仕上がり不足になってしまいます。私も最初は勘違いしてました。追い切りは、日程に余裕があるならレース前に3回かけておいた方がいいでしょう。最後のダービーなどでは、4回追い切って120%の出来にするのもよい。ただ、この120%の出来は、3歳のうちとか早い段階でやってしまうと何か問題あったような気がします。

優駿 クラシックロードそんな感じでクラシック制覇。

優駿 クラシックロードクラシックに勝てば、秋のG1レースに挑戦できる。レースは、適正よりも相手関係で選んだ方がよい。

優駿 クラシックロード秋のG1レースにも勝てば、最終目標である有馬記念へ挑戦できます。当然生半可な能力では勝てません。メンバー的には1992年などは狙い目かなとも思うが。

優駿 クラシックロード裏技もある。馬の情報画面でX+Yを同時押しすると、競走馬パラメータの調整という項目が出てきて、これで能力と成熟度がいじれます。ただ、これができるのはライバル馬だけで、プレイヤーの馬の能力を上げるような事はできません。それから、この能力設定が秋のG1にも影響するのかどうは不明。影響していない感じはする。そもそも古馬の能力は変えられませんがね。

優駿 クラシックロードエンディング自体は有馬記念を勝たなくても見れます。1年が終わったら、続けて新しい年度をプレイせずに終了すればエンディングが流れます。もしかしたらG1すら勝たなくても見れるのかも。スタッフロールでナレーションが伊崎脩五郎ってなってるけど、そんなナレーションなんてあったか?

優駿 クラシックロード有馬記念は、バーチャジェネシス(牡、ブライアンズタイム×ジュウジアロー)で1994年(ナリタブライアンの年)にようやく勝てました。有馬記念を勝つとスーパーホースモードがオープン。歴代の名馬が総登場です。このモードでは自分の馬を繁殖馬として使用可能。ちょっとやってみたが、新潟3歳Sからシンボリルドルフとか出てきやがる。さすがに手強いですな。ちなみにスーパーホースモードで有馬を勝つと、更にナイスネイチャやロイスアンドロイスなどのジリ脚軍団総登場のダークホースモードができるらしい。ちょっと興味はあったが、難しそうなのでここで終了します。


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