メモリーズオフコンプリート 10月8~12日「ねこぴょん登場!!」

メモリーズオフ コンプリート 10月8~12日「ねこぴょん登場!!」


10月3~6日はこちら


10月8日

あれ?日曜日って彩花とデートじゃなかったの?軽くスルーされて、いきなり月曜日が始まった。というか、1人に的を絞っているためか、他の女性キャラが全然話に絡んでこない。最初はあれほど存在感のあった音羽さんも、今じゃすっかり空気になりつつあります。ともかく憂鬱な一週間がまた始まったわけだ。

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電車で唯笑と話していると、今日は現国の宿題があるという。いつも寝ている俺が知っているわけもなく当然やってない。と、いつもなら、ここで説教をたれる唯笑が今日はやけにあっさりしていたので、何だかとても気になる。唯笑に問いただしてみると、どうやら今日の宿題をやってくると、中間テストの点数が20点加算されるという特典があったらしい。唯笑に「ノートを写させろ」と横柄に頼んでみたが、今日の現国の授業は1時間目だった……

はあ、点数がもらえない上に説教まで食らってしまうのか、何だかバカバカしくなってきた。だったらいっそのことサボってしまえ。俺は屋上で空を眺めていた。頬を撫でる風が心地よい。そうして俺の意識は遠のいていった……。「お~い!起っきろ~!」。どこからともなく声が聞こえてくる。何で起きなければならない。どこの誰だか知らないが命令するな。俺はまだネバル。しかし、先生の名前を出されたので飛び起きた。だが、そこにいたのは唯笑一人だけ。やられた。しかも、もう全ての授業が終わっているというのだ。時計を見るともう午後の4時を回っていた。「何で起こしてくれなかったんだ!?」と唯笑を責めてみたが後の祭りである。

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俺は仕方なく唯笑と家路に着くことにした。試験前で部活が休みのため、いつもは騒がしい放課後の校庭も静まり返っていた。校門の手前で不意に立ち止まる唯笑。彼女の指差す方向には一匹の猫がいた。妙に興奮している唯笑に、訳を聞いてみると、この猫は「ニンニンネコピョン」だという。訳が分からん。俺は、そのニンニンネコピョンとやらとじゃれ合っている唯笑に、「ただのデブネコだろう?」と、思ったことをそのままぶつけてみたが、妊娠しているというのだ。ニンニンとは妊娠のニンだったのである。さすがに、これには斜め上をいかれてしまった。ちょっと悔しい……

10月9日

朝の電車。唯笑が国語で分からないところがあると言って俺に聞いてきた。得意気に答えてやろうと思ったが、差し出された文面は「子日過而不改是謂過矣」。マヂで解らん。適当に訳してみるが、当然外れ。唯笑に「こんな簡単な問題も解けないようじゃ、追試はもう決まったようなもんだよぉ。」と言われてしまう始末。こいつ分かってて聞いたのか。

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授業も4時間目ともなると集中力が落ちてくる。ノートは後で唯笑にでも写させてもらえばいいし、もう寝る。授業の終わりを告げるチャイムで俺は目が覚めた。昼休みなので購買へ行く。小夜美さんに取り置きしてもらっていたパンを渡してもらった。どこで食べるか悩んだが、暖かいから屋上だな。階段を登っていくと音羽さんがいた。やけに物寂しい表情をしていたが、俺に気付くといつもの音羽さんに戻った。転校してきた日に垣間見た、音羽さんの作り笑顔の裏にあるものをまた見た気がした。それが何なのかは、音羽さんルートを攻略しないときっと分からないのだろう。やれってか?

放課後、また唯笑がニンニンネコピョンを見つけて駆け寄っていった。ネコピョンにガムをあげようとする俺を嗜める唯笑だが、俺は反論する。嗜める唯笑。なおも反論する俺。秋風が舞い震えるネコピョン。唯笑は、風に背を向けるようにしてネコピョンを抱きしめ。「もう大丈夫でちゅよ~」と赤ちゃん言葉であやしている。それを見ていたら何か懐かしい思いが込み上げてきて、思わずドキドキしてしまうのだった。別に幼児プレイにドキドキしているわけではなく、「もう大丈夫」という言葉にツボっているようだ。

10月10日

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今日は体育の日で学校は休み。信から電話で誘われて学校の図書室で来週の試験のために勉強することに。どうでもいい一日が終わろうとして帰りの電車に乗り込むと、何の前触れもなく突然彩花とのデートシーンに突入した。俺はようやく理解した。冒頭のアレも回想シーンだったんだと。唐突すぎんだよ。ここまで回想シーン以外に全然出てこないという事は、今は転校でもして遠くにいるみたいな設定なんでしょうか?

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昼になったので彩花の作ってきた弁当を食べた。どうだったかと聞かれ、「そりゃもちろん、すごくおいしかったよ。」と絶賛してあげる。「良かったぁ。実はね、今日は智也の好きなもの入れたんだけど……分かった?」と聞かれたので、「カレーが入ってたような形跡は無かったぞ。」と答えた。回想シーンで会話を選択することに激しい違和感があった。

10月11日

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今日は学校だ。いつものように唯笑との朝の漫才を済ませ登校する。昼になり、購買へ行く。小夜美さんからいつものパンを受け取ると、放課後頼みたい事があるので来てほしいと頼まれた。年上の綺麗なお姉さんにそんな事言われて、「ゴメンちょっと用事が」と断ってしまう画面の中の俺に怒りが収まらない。当然、小夜美さんもムっとしています。

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放課後のホームルームで担任から来週のテストのことを聞かされた。さすがにちゃんと勉強した方がいいかもしれない。ここは真っ直ぐ帰って家で勉強しよう。下駄箱で職員室から出てくる双海さんを見かけたので、どうしたのかと尋ねてみた。図書委員なので、図書室から古典の前田先生が持ってきた本を返却するよう頼まれただけだったようだ。すっと立ち去る彼女の長い髪がすれ違い様に風になびいたように見えた。何故か彩花のことを思い出す俺だった。

唯笑と出くわして一緒に帰ることになったが、家に帰って学校に教科書を置いてきた事に気付く。結局勉強する事なく眠りに就いた。

10月12日

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今日は朝からけたたましい工事の音に目覚めさせられ、いつもより早い登校となった。当然いつもとなりではしゃいでいるかしましい小娘の姿もそこにはない。昼になりパンを買いに購買へ行くと、今日も小夜美さんに放課後来てほしいと頼まれたが、「ゴメン今日も勘弁してよ。」と断った。小夜美さんは寂しそうな表情をしていた……

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屋上へ行ってみると音羽さんがベンチで読書をしていた。話しかけると何やら深刻な顔をしているので聞いてみると、数学の問題で分からないのがあるという。俺はその場から逃げようと思ったが捕まってしまった。教えてくれと頼む彼女だが、俺が分かるわけもないので、がんばるよう励ます。彼女も理解してくれたようでそんなにがっかりはしていない様子だった。

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放課後、信とテストの順位でラーメン3杯をかけることになってしまった事もあり、気合いを入れて図書室で勉強する事にした。図書室の受付には双海さんがいた。いつも無愛想な彼女が、本を読んでいる時はいい表情をしていて、つい時を忘れて見入ってしまった。それを見ていた周りの女生徒が俺の事をヒソヒソと話しているのが聞こえる。確かに今の俺は傍から見ると十分変質者である。俺は双海さんに話しかけるのをやめて奥で勉強しようかと思ったが、つまづいて転んでしまった。「何あれ?わざとらしいわよねぇ。」などとささやく声が耳に入る。双海さんにも「静かにしていただけますか。」と注意されてしまう始末。あたたた~

つづく
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