アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦発売日: 2000年5月22日
開発: システムソフト
販売: セガ
機種: ドリームキャスト
ジャンル: 戦略シミュレーション
価格: 6800円
製品番号: HDR-0066

タイトル: アドバンスド大戦略2001
発売日: 2001年4月26日
開発: システムソフト
販売: セガ
機種: ドリームキャスト
ジャンル: 戦略シミュレーション
価格: 7800円
製品番号: HDR-0158

「アドバンスド大戦略」シリーズのDC版。基本的には、原点であるMD版に立ち返ったような作品となっている。この手のゲームによくあることだが、複雑化してとっつきにくくなっており、難易度も相変わらず高い。敵の兵器の捕獲が何気に熱いです。やるなら、バージョンアップ版の2001がよいが、入手難易度が高いので、初代の方が買いやすい。値段的にも。

参考文献
アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦~ 攻略ガイド(ソフトバンク)
アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦~ 完全ガイド(徳間書店)



アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦ノーマル設定で大勝するのは、後半は不可能に近い。現実的といえば現実的ではある。ドイツ軍を勝利に導くには、自軍のターンは、昼夜、天候、索敵をオフにし、ターン終了時に全てオンにしておく。HQ画面時にも、Xボタンを押せば設定は変更できるので、同盟軍の時にオフにすることも可能。これで難易度は大幅に落ちる。それでも大勝するには迅速な攻めが必要になります。
 首都攻略の基本パターンは、首都と周辺の都市や空港を航空機などを乗せてフタをして、新手が出てくるのを防ぎ(この状態の時は天候・昼夜は敵ターンでもオフにした方がよい)、チャンスがあれば爆撃して潰しておく。歩兵が到着したら、首都を爆撃して耐久度を下げれば、すぐに占領できる。尚、このゲームの攻略といえば、ロドリゲス学級OB会様でしょうな。

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦このゲームの攻略法に「百年戦争」と呼ばれる技がある。これは引き分け再試合のシナリオで、延々引き分けを繰り返すというものです。これにより、経験値と軍事費を稼げ、年月を進めることによって、通常では使用できない兵器を早い段階から使うことが可能となる。おすすめのシナリオはデンマークです。ここはCOMに任せておけばいいので、他よりもかなり楽です。COMに任せると、余計な進化とかしてしまうので、進化させたくない兵器は、頃合いを見て温存する。索敵・天候・昼夜はずっとオンにしておいた方が無難。ここで鍛えておきたいのは、戦艦、駆逐艦、戦闘機、歩兵、中戦車、対空自走砲、補給車、輸送車といったところ。1945年6月まで繰り返してみたが、相当な時間がかかった。配置以外はおまかせとはいえ、かなりしんどいです。ただし、航続距離の長いジェット戦闘機Me P.1101が登場するのが1945年7月なので、どうせやるならそれに近いところまでやった方がよいかなと思った。これが使えるとこの後の戦いが凄い楽になることは確か。

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦進化・改良はすればいいってものではない。進化することで大きなデメリットを抱える兵器も多い。例えば、戦闘機はジェット機化すると、出撃するのに耐久度マックスの飛行場が必要になるし、戦車も重戦車にすると重くて移動距離が短くなる上に、普通の橋では渡れなくなる。私が最終的にメインで使っていた兵器は、戦闘機は前述の理由でTa152C-1とMe P.1101を大量に半々。爆撃機は爆撃できりゃいいので、即購入できるJu188Aを適当に、進化はさせない。戦車はほとんど使わないが、1箇所だけ使わざるを得ないので、重戦車と中戦車を適当に揃えておく。装甲列車は280mmK5を大量に揃え、カール自走臼砲には進化させない。自走ロケット砲は5台もあればよいか。歩兵は降下猟兵が何ユニットかあれば、後は適当でよい。戦艦はH型を大量に。対潜水艦用に駆逐艦も何隻か揃えていたが、使った記憶がない。後は、建設工兵と補給車、輸送車、輸送機といったところ。

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦35.08.01 軍事演習-占領(大勝・勝利 - 14ターン以内)
35.12.02 軍事演習-戦闘(大勝 - 8ターン以内)
36.10.01 カサ・デ・カンポの戦い(大勝 - 21ターン以内)
37.02.03 マラガ作戦(大勝 - 19ターン以内)

 最初の軍事演習はCOMに任せておけばよい(オプションの国操作を変更)。マラガでは戦艦を大量に建造しておく(15隻もあれば十分だが)。耐久度をあげると膨大な金が必要になるので、造ったらすぐに格納してしまう。戦艦はデンマークで鍛えます。少なくとも1回は引き分けが必要となるが、放っておくと勝ってしまうので、セビーリャ公爵軍を敵に回しておく。マラガは部隊配置後にCOM委任すれば大勝できます。

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦37.04.06 グァダラハラ攻撃(勝利 - 20~31ターン)
37.07.06 ブルネテの戦い(引き分け - 29ターン)
39.09.01 ダンチヒ回廊奪回(大勝・勝利 - 25ターン以内)
39.09.09 ブレスト挟撃(勝利 - 41~55ターン)
40.04.09 デンマーク(勝利 - 13~24ターン)

ダンチヒとブレストは、拠点になるような空港がないので、敵の首都に一度で飛べる位置に、建設工兵で空港を建設しておく。デンマークはひたすら百年戦争。配置以外は放っておけばよく、テレビを見たり本を読んだりしながら気長にやろう。戦闘終了は、ドリキャスがシーク音で教えてくれます。1プレイ10分強で、2時間で1ヶ月分進む感じ。画面写真のように、1945年6月までやった。当然軍資金もマックス。

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦45.06.07 フォニー・ウォーの終幕(勝利 - 43~65ターン)
45.06.11 バルバロッサ 北方戦区(引き分け - 94ターン)
45.06.19 レニングラード攻囲戦(勝利 - 41~69ターン)
45.07.01 ブラウ(大勝 - 52ターン以内)

フォニー・ウォーはかなり手加減しないと大勝してしまうので注意。バルバロッサは引き分けでいいので、自軍にヴェスペや自走ロケット砲でも敷き詰めて、その周りを戦闘機で囲んで、ずっとその場で戦っておけばよい。94ターンあるのでかったるいけど。レニングラードから、装甲列車が開発可能となる。1回引き分けて装甲列車を20台ほど280mmK5に進化させたが、他でも十分経験値稼ぎできるので必要なかったかも。ここは序盤が結構厳しいです。耐えろ。ブラウは、北方を友軍に任せ、主力は南下してクタイシを目指す。北方には戦艦を援護に向かわせて砲撃しまくる。南下した部隊はそのまま一気には攻め込まず、周囲を包囲している間に、輸送機などを使って、がら空きのダロスダイ、チフリス、マハチカラの3拠点を制圧しておくと効率的。これも首都攻略の基本テクニックです。

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦45.07.05 トーチ作戦(引き分け - 60ターン)
45.07.10 フリューリングスヴィント(引き分け - 78ターン)
45.07.15 ハスキー作戦(引き分け- 96ターン)
45.07.25 ベイタウン/アヴァランシュ作戦(勝利 - 56~104ターン)

 「終わりの始まり」までずっと引き分けようかと思っていたが、アヴァランシュ作戦で引き分けるのは難しいので予定を変えた。この4戦は、全て間接攻撃兵器を敷き詰めて、周りを戦闘機で囲むという、穴熊戦法でよい。フリューリングスヴィントは、開始直後に遷都してしまうので、最初は戦闘機以外は配置しない。2ターン目で戦闘機2機で、新首都と港をガードしておき、そこから次第に体勢を整えていく。ハスキー作戦は、初期の首都カルタジローネは防御に向かないので、戦闘機だけ出撃させて放棄する。メッシーナなら、しばらく敵の攻撃も受けず、じっくり体勢を整えることができる上に、港もある。その内敵の大艦隊が押し寄せてくるが、列車砲と戦艦で迎え撃つ。特にネルソン級はかなり手強いです。アヴァランシュ作戦もスタート直後に遷都。次の首都カストロヴィラーリも、敵の艦砲射撃がきついので放棄し、フロジローネで穴熊。ここは自軍の空港がないので、工兵で建設しておく。そのまま迎撃していると、その内アメリカ軍が作戦を中止して勝利します。

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦45.08.02 西部ウクライナの喪失(勝利 - 79~121ターン)
45.08.11 バルカン諸国の選択(大勝 - 68ターン以内)
45.07.15 ヴァハト・アム・ライン(勝利- 65~89ターン)
45.07.25 グレネード作戦(大勝・勝利・引き分け - 66ターン)

西部ウクライナは、普通に攻めると大勝してしまうので、規定ターンまで穴熊。A軍集団は見殺しでよい。というか援軍など出したら大勝してしまう。ここは敗北軍事費で全部攻略可能。バルカン諸国はスタート直後に遷都。ここで勝利(69~114ターン)にとどめ、コンラートで大勝(52ターン以内)というのが近道だが、DC版オリジナルシナリオらしいグレネード作戦を戦うために回り道。ここは、敵の首都がマップ外なので、敗北軍事費狙い。適当な位置に列車砲を並べて砲撃しまくればよい。それから、ルーマニアは裏切ってくるので、一段落付いたら、こちらから裏切って首都を占領しておく。ヴァハトアムラインは、友軍にまかせると大勝やハメ(首都上の友軍のユニットが全く動かなくなって攻略できなくなる)の可能性があるので、極力自分で攻略する。大勝しないためにも、アメリカ第1軍の3拠点のうち2拠点にユニットを置いて、規定ターンまで占領しないでおく。一方、工兵で線路の設置や橋強化を行って列車砲を南下させ、アメリカの第3軍を敵に回して敗北軍事費で撃退。43ターン目にイギリス軍が参戦するので、急いで西へ向かって攻略する。グレネード作戦は結果不問なのでお好きなように。

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦45.08.23 ルール・ポケット(大勝 - 94ーン以内)
45.08.27 帝国主義者の走狗(大勝 - 50ターン以内)
45.09.91 東欧の開放(大勝- 66ターン以内)
45.09.02 干渉戦争再び(大勝 - 37ターン以内)
45.09.03 共産主義者の落日(大勝 - 60ターン以内)

ルール・ポケット以降は全て大勝しないとバッドエンディングになる。ルール・ポケットは、初期段階で航空機が使えないので、エッセン近くの空港を修復しつつ、建設工兵の周りを戦車で囲む。中盤以降で戦車を使ったのここだけ。橋の上は重戦車は乗れません。川の部分に穴が開くが問題ないです。序盤はとにかく耐えて、徐々に体勢を整えていく。30ターンまでに、敵の第21軍集団を撤退に追い込めるので、そこから一気に攻勢に転じる。そこからは楽勝です。帝国主義者の走狗では、6ターン目に、米英軍がロシアに宣戦布告し、いきなり仲間になります。ですので、それまでは、ロシア軍以外には、あまり攻撃しない方がいいでしょう。ここは、まあ問題ないか。東欧の開放は、鉄道が使えるので、ダンチヒで体勢を整えたが、結果的に、ここでは列車砲は、序盤の防御以外は役に立たなかった。序盤は大量に戦艦を出撃させ、海岸沿いに大量にいる第3白ロシア方面軍を砲撃しまくり、ある程度片付いたら、航空機で敵を掃討していく。南方方面は、アメリカ軍にまかせておいて大丈夫。25ターンで、第3白ロシア方面軍、第4ウクライナ方面軍以外は撤退した。残った2部隊はちょろいので即効で首都を占拠する。干渉戦争再びは、攻略メモを紛失してしまい省略します(かなり前にプレイしたのでどんなんかも忘れた)。最後の共産主義者の落日は、中立な予備方面軍を、準備が整い次第攻撃し、そこを拠点に残りの3部隊を攻略していけばよい。米英軍にまかせすぎてハマリに陥るのだけ注意すれば問題なし。

アドバンスド大戦略~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦なが~い戦いが終わり、ようやくエンディングです。


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