アフターハルマゲドン外伝 魔獣闘将伝 後編
前編はこちら。

まずはアトランティスにある10の石版を探して、各惑星のサテライトを入手していった。

最初にマーキュリー庭園に向かう。庭園の奥にはマーキュリーの像があり、近付くと流動性を象徴する王マーキュリーが俺達に語りかけてきた。そして、水の属性を持つフレイアに、今こそ渇いた心に潤いを取り戻す時だと語る。フレイアの心の中に、人間の女が小さな子供を抱く光景が浮かんだ。フレイアの中で何かが変わった。以前より弱くなったと感じるフレイアだが、マーキュリーは逆に強くなったと言っている。そして、ウォーターピアスをマーキュリーから受け取った。

次に向かったのはビーナス神殿。フレイアは会話がかなり女っぽくなってます。見た目はグロだが。途中、ラ・ムーに使える4神の一人ガブリエルに行く手を遮られるが、プチュッと倒してやった。

しかし、再びガブリエルが立ちはだかる。あのガブリエルはただの分身だったのだ。さすがに実体は分身のように軽くひねるわけにはいかなかったが、苦闘の末にラ・ムーの四神の一人を倒したのだった。

愛と美を象徴する王ビーナスの元へと辿り着いた俺達は、美しい姿に戻った神殿の庭園に、次々と感嘆の声をあげる。そして、美を感じることのできたことで、ビーナスから「星を救いし者」として認められたのでした。

続いて食獣植物の群生するアースの森に足を踏み入れる。ここには生命を象徴する王アースがいました。アースによれば、ラ・ムーによってこの星の生物達は本来の姿から歪められているという。そして、俺達も最も大事な記憶を失っているのだという。

次はムーンの地下城へ。ここには感受性を象徴するムーン王がおり、ダークミラーを俺達に授けてくれた。

続いてはマーズの砦。ここで4神の一人ウリエルが行く手を阻んだが、これを軽くプチュってやった。

その後、戦いと勇気を象徴する王マーズの元へ。そこで、ラデューンの心の中に、名誉を胸に戦場を駆ける一人の騎士の姿が浮かんだ。その光景に強い衝撃を受けたラデューンの中で何かが変わった。

オアシス・ジュビターへ。ここは人間と魔族が一緒に暮らす平和な街だった。ここの城には、庇護を象徴する王ジュピターがいた。元々、人間と魔族は近い関係だったが、その関係をラ・ムーが殺伐としたものに変えてしまったらしい。この街こそ、本来の人間と魔族のあるべき姿なのだと。そして、ダルザムの心の中に巨大な岩を切りだし、ピラミッドを建てる技師の姿が浮かんだ。その光景に強い衝撃を受けたダルザムの中で何かが変わった。

続いて支配の塔サターンへ。まずは4神の一人ラファエルをサクっと倒す。

最上階には支配と死を象徴する王サターンがいた。こいつはいきなり襲い掛かってきました。どうにか撃退すると、俺達の力を認めたサターンはジョコスの記憶を呼び覚ます。兵器の組み立てを指揮する白衣姿の学者の姿が脳裏に浮かんだジョコスの中で何かが変わった。

続いてアトランティスの神殿からウラノスの浮島へ飛ぶ。ここには変化を象徴する王ウラノスがいた。ウラノスには、島の北にある風の集う岬へ行けと命じられた。岬へ行くと、風の意思は美しい大気を取り戻して欲しいと言って、風と共にある者ラデューンにエンブレムを託したのでした。ウラノスによれば、俺達はラ・ムーと戦い星を救うために生れてきたのだというが……

ネプチューンの海底迷宮へ。ここで虚無の意思が現れ、何物にも制限されない無の力でラ・ムーを討ち滅ぼせとロペルスに語り、リアルオーブを授けるのだった。奥にある神殿に入ると、見えざる者を象徴する王ネプチューンが待っていた。するとロペルスの心の中に、戦場で懸命に治療を続けるう医者の姿が浮かんだ。ロペルスの中で何かが変わった。

最後にプルート山脈へ。ここでダルザムが、大地の意思からパンツァストーンを受け取った。奥の部屋には極限を象徴する王プルートが待っていた。そして、プルートから語られる真実。

かつて地上ではムーとアトランティスの高度な科学文明が同じ時代に繁栄していた。彼らは「死」を克服しようとしていたが、ムーに現れたある科学者は、人間の体では不死を手に入れるのは不可能であると確信していた。そこで彼は人間の体を不死の体に改造する装置を作り出した。そこで生まれたのが魔族であった。その科学者の名はラ・ムー。不死に憧れたムーの人々はこぞって肉体を改造していった。しかし、ラ・ムーの目的は、魔族によって世界を支配することであった。人間は生き残るために魔族になるしかなかったが、肉体の改造には人間が必要だった。こうして、人間狩りは魔族だけでなく人間自身によっても行われるようになった。そんな絶望的な状況の仲、アトランティスが最後の希望として送り込んだ5人の戦士が俺達なのだと。しかしながら、それに気付いたラ・ムーにより、俺達は記憶を封印され、心まで魔族にされてしまっていたのだ。作戦に失敗したソル王は、全てのアトランティス人の精神を移籍に封印し、天変地異を起こしてムーとアトランティス地上から消し去った。ラ・ムーもいつか野望を達成するために、魔族達をシェルターに封じ込め、深い眠りについていたのだ。生き残った人間によって文明は再興されたが、それもラ・ムーに操られ、核戦争で滅んでしまった。核戦争の影響で浮上したムー大陸からは、シェルターで眠っていた無数の魔族が開放された。完全に記憶を取り戻した俺達は、改めて打倒ラ・ムーへの決意を固めたのであった。

アトランティスの戦士としての記憶を取り戻した俺達は、ソル王にその事を報告した。そして、ラ・ムーを倒すために必要な5つの剣を受け取った。

そして、十王からもらったアイテムを使い、俺達は究極進化を遂げたのであった。人間の心を取り戻したのに、人間を食らうとは……

いよいよラ・ムーの大神殿へと乗り込んだ。そこではまず、最後の4神であるミカエルが待ち構えていた。しかし、そんな奴も、究極進化した我々の敵ではなかった。

神殿の奥へと進み、とうとうラ・ムーとの最終決戦に挑む。さすがに苦戦を強いられてたが、5人の力を合わせて実体化したラ・ムーを打ち倒した。

星を作り直し、全てを自分が思うように改造するというラ・ムーの野望は打ち砕かれたかに思えた。しかし、すでに星の新構築は始まっており、俺達にはもはや止められないというのだ。ラ・ムーが勝ち誇ったように消えると、奥の扉から爆発音が聞こえた。

扉を蹴破って中に入ると、薄気味悪い物体がそこに横たわっていた。
「びゅくん…びゅく……どくっ……どくっ…」
妙にいやらしい。するとセル王が頭の中に語りかけてきた。これはラ・ムーが作った『星の意思』と呼ばれるもので、これによってこの地の力が吸い取られて地上の生物が弱り、生態を変化させているという。すでに完全に暴走している星の意思を一刻も早く止めなければならない。

激闘の末、星の意思を打ち倒す。

戦いは終わった。俺達は元の姿に戻っていた。ソル王の声が聞こえてくる。魔族が間違った方向に進めば、第二第三の星の意思は現れるだろうと。そう言い残して、ソル王は十王達と共に深い眠りについた。俺達も新しいエクリプスへと向かおうとしたのだったが、一緒に行動する理由もないので自分一人の力を試したいと言って、ジョコスは一人その場にとどまることを決意した。俺達はジョコスを残してその場を立ち去ったのでした。

「ふふ……行きおった……」
一人残ったジョコスは意味深な笑みを浮かべながら本性を表した。
「これからは私が管理者となる。この恐怖を象徴する私がな……ふふふふふふっ……」
そして、新たなる戦いが始まる……
(おしまい)
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