サンライズ英雄譚
発売日: 1999年12月2日
開発: アトリエ彩
販売: サンライズインタラクティブ
機種: セガサターン
ジャンル: シミュレーションRPG
価格: 6800円
製品番号: T-41101M
サンライズのロボットアニメが多数参戦するクロスオーバー作品。要はスパロボみたいなものだが、このゲームの戦闘は、スーパーロボット大戦というよりも、三国志大戦や戦国大戦である。あれをターン制にした感じ。個人的には、スパロボよりもこっちのゲームシステムの方が好きかな。
参考文献
サンライズ英雄譚を一生楽しむ本(ケイブンシャ)
サンライズ英雄譚コンプリートデータブック(講談社)

白い雲海に覆われた惑星サンライズ…。その雲海の上に浮かぶようにいくつもの大陸が存在している…。大陸には生態系があり文明すら存在していたが…、それらの文明は雲海に阻まれ、互いに交流することは決してなかったのである…。ある大陸で…異変が起こるまでは…。天空を貫く光の柱…。その光は…全ての大陸を戦いの渦に巻き込むことになるのである…
第1話 クラウディアの希望進んだ文明が大陸全土に繁栄しているクラウディアは、新たなフロンティアを求めて雲海を越えようとしていた。そのためにクラウドシップの開発が進められ、多くの失敗を経て、遂に「アスタンテ」が完成した。俺、カンジ・アカツキは、艦長である親父と共にアスタンテに乗り込み、デオンタウンに向けて出航した。その行く手には、模擬戦闘のために親父が呼び出した姉妹艦ノルスタンが待ち構えていた。

最初は模擬戦闘なので、勝っても負けても問題はない。ノルスタンには対空能力がないので、インパルス7でガンガン攻撃させてしまえば楽勝。多少こっちも被害を受けるが、インパルス7は迎撃に参加させないでいい。

模擬戦闘を終え、デオンタウンに向かう途中、正体不明の機体と遭遇した。俺はインパルス7で出撃し、その機体を捕獲。中に乗っていたのは美しい女性だった。女性は記憶喪失になっていたが、どうやら別の大陸からやって来たようだ。その後、彼女は徐々に記憶を取り戻していく。名前はルン・フォレスト。オーラバトラーの軍勢に襲われたオーストラル大陸から逃げてきたそうだ。そこへ、クラウドシティーが謎の軍勢に襲われているとの知らせが入る。その一部はデオンタウンにも向かっていた。どうやら、例のオーラバトラーの軍勢のようだ。奴らに立ち向かおうとする俺達の元に、親父から通信が入った。ここはまかせて雲海の外へ離脱せよとの命令だった。親父に代わって艦長を務める妹のリエは、その命令に従った。そこに、クラウディア軍全軍撤退の通信が入ってきた……
第2話 白きモビルスーツクラウディア出発から数日後、俺達はようやく新大陸へと辿り着いたが、そこでジオン軍のザンジバルに襲われ不時着する。そこへホワイトベースが現れて交戦状態に。ザンジバルはあっけなくやられてしまった。その威力に驚いていると、ホワイトベースがこちらに近づいてきた。ここはテラ大陸といい、ここでテラ連邦とジオン公国が交戦状態にあった。しかし、連邦の真の敵はオーラバトラー軍だという。共通の敵を持つことで協力を申し出る連邦。まだ信用したわけではないが、今は共同戦線を張るしか生き残るすべはなさそうだ。ひとまず、ホワイトベースにクラウドシステムを実装するために、一行はジャブローへと向ったが、触媒となるクラウディウムが足りなかった。クラウディウムは現在ジオンの手にあるソロモン要塞でしか産出されないため、まずはソロモン要塞の攻略からスタートすることになった。

サイズってのが戦国大戦でいうところのコストにあたり、規定のコスト内で編成を組まなければならない。ということで、インパルス7(カンジ)ガンダム(アムロ)Wガンダム0(ヒイロ)ジム(ブライト)ガンダムデスサイズH(デュオ)で、支援兵装はENタンク×16という編成にした。序盤は支援兵器使う必要なさげだったので。ジムは必要エネルギーが少ないので意外と使える。迎撃用の捨て駒には最適です。というか、必要エネルギーが40のデスサイズとか、強いけど全然使えない。それから先制を持ってるユニットは強いです。戦闘システムは練り込めば面白くなりそうだが、ワンパターンなので飽きるな。とりあえず、攻撃を繰り返し、エネルギーが溜まったら戦艦でズドンさせたりしてればいいだけ。それから、普通に攻撃するより、相手が攻撃でエネルギーを使ってからカウンター攻撃ってのはかなり有効です。攻撃はなるべく複数同時で。

激しい攻防の末にソロモンは連邦の手にゆだねられ、ギレン・ザビは失脚した…。ジオンではキシリアが暫定政権を引き継ぎ、連邦との休戦条約を締結したのである…。改装を終えたホワイトベースは、密かにテラ大陸を飛び立った…。新たな大陸…フィフスランドを目指して…
第3話 鉄の城ピースミリオンに到着。オーラバトラーに対抗するためには大量のクラウディウムが必要ということで、アストラギウス大陸へと遠征することになった。今のホワイトベースでは航続距離が続かないので、途中にあるクレセント大陸を中継拠点としなければならない。ここにはオーラバトラーの前線基地があるので、そこを叩くことになりました。クレセント大陸に到着するが、マーダル軍の本拠地である鉄の城には転移フィールドが展開されていて近付くことができない。そんな俺達の前に、謎の女性ヒルムカが現れた。彼女の指示通りにボーダーへ向かい、そこで老将アズベスから白い谷を紹介された。そこはマーダル軍に反抗する勢力の拠点となっており、ルンといい雰囲気になりつつ、中心人物であるジョルディ・ボーダーらとの協力を取り付けることに成功。共同で鉄の城を攻めることとなった。

この辺から近接持ちの敵が多くなる。これは相手の性能を無効にする能力なので、こいつ相手だと先制を持っていても意味がない。その対抗手段として近接無効という能力もある。今のところ使えるのはリエとウーフェイのみ。今回は、インパルス7(カンジ)ガンブレイズA(リエ)ガリアン(ジョルディ)プロマキス(アースト戦士)ザクII(ウーフェイ)という編成にしてみた。支援兵装は引き続きENタンク×16。後々分かったことだが、支援兵装使った方が戦闘時間がかなり短縮できるので弱い相手にも使った方がよかったですね。基本は突破持ちのガンブレイズ、ガリアン、ザクIIが攻撃、インパルスとプロマキスは迎撃を担当。突破は攻撃時の戦闘で撃破されなければ、そのまま戦艦に攻撃できる能力。通常は迎撃されると戦闘の結果に関係なく戦艦には攻撃できません。ガリアンで単独攻撃すれば大体突破できちゃうが、攻撃力の高い邪神兵が出てくるとやられてしまう。戦略上重要になるのが、撃墜されたユニットと消費した支援兵装は毎ターンどれかがランダムで1つ回復するということ。つまり1ターンに複数倒されると次のターンは選べる機体や兵装が減ってしまう。相手も同じなので、逆に毎ターン複数のユニットを倒しつつ、こちらは1ユニット以内の損害で済ませていれば、どんどんこちらが有利になるというわけである。支援兵装は使っただけで損害1になるので、できればこちらが損害ゼロで行ける時に使えればベターというわけですね。

クレセント大陸を解放した俺達は、新たな仲間とともに、一路アストラギウス大陸を目指す。
第4話 レッドショルダーウドの街で知り合ったココナの協力でこの大陸の情報を集める。そして、AT乗りのカースンとキリコ・キュービィが新たに仲間に加わった。キリコにパーフェクトソルジャーであるフィアナをレッドショルダーから救出して欲しいと頼まれたので、レッドショルダーの基地に侵攻する。そこには俺達が探しているクラウディウムの鉱山もあるようだ。

今回は、インパルス7(カンジ)ガンブレイズA(リエ)ガリアン(ジョルディ)プロマキス(アースト戦士)ガンダム(アムロ)スコープドッグ(K)(キリコ)という編成にしてみた。ボトムズ系ユニットは防御力が極端に低いが、サイズ1という利点がある。コストの埋め合わせには最適。スコープドッグ(K)は先制持ちで攻撃力も高いので迎撃用としてはかなり使えますが、役割が完全にインパルス7とかぶってしまう上に、こっちは飛行も対空もないのであまり出番はない。さて、これまでと違って適当では勝てなかったので、今回は支援兵装もしっかり選ぶ。ENタンク×9、ENパックLv2、対空砲、対空ミサイル、爆撃装置という感じにしてみた。支援兵装は使い捨てではなく、消費しても回復しますので、出し惜しみする必要はありません。爆撃装置は飛行を持たないユニット全部に10ダメージで、防御力の低いATの多いここではかなり有効です。というかチート。支援兵装は、防御力の低い飛行ユニットが複数攻めてきたら対空砲、ATが複数攻めてきたら爆撃装置を使ってまとめて倒せる時に使うのがベスト。

レッドショルダーの基地を占拠してクラウディウムを回収した俺達は、キリコ達と共にクレセント大陸へと帰還した。
(つづく)
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